特許
J-GLOBAL ID:200903064469156781

ミックスモードシミュレーション方法及びミックスモードシミュレータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 玉村 静世
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-343827
公開番号(公開出願番号):特開平7-175838
出願日: 1993年12月17日
公開日(公表日): 1995年07月14日
要約:
【要約】【目的】 ディジタル部の動作に伴う電流計算のためにモデル化された三角形波に対して電流計算開始時刻が遅れても電流の急峻な立ち上がり変化を防止できるミックスモードシミュレーション方法を提供する。【構成】 回路シミュレータの過渡電流計算開始時刻が三角波形の発生時刻より遅れるとき、上記過渡電流計算開始時刻を三角波形の発生時刻として定義する。当該波形形状が途中で折れ曲がってその傾きが部分的に急峻になること、即ち、その部分で発生されるとしてアナログ部に付加される電流の立上がり変化が急峻になることが防止され、インダクタンス成分を含む電源ネットを持つ回路のシミュレーションに対して電源ノイズレベルの予測を可能にする。
請求項(抜粋):
論理シミュレーションによって実現されるディジタル部から回路シミュレーションによって実現されるアナログ部へ情報を渡すことが予定される次の解析予定時刻と、次に回路シミュレーションを行うことが予定される解析予定時刻との何れか早い方の時刻を優先させるように、論理シミュレーションと回路シミュレーションの夫々の次の解析予定時刻を順次進めながら双方のシミュレーションを行うミックスモードシミュレーション方法であって、上記ディジタル部の出力状態の変化に応じて発生される過渡電流を所定形状の波形に近似してアナログ部に渡すための演算を行うディジタル部電流計算処理と、上記ディジタル部電流計算処理で得られる波形の発生時刻をアナログ部の解析予定時刻として設定する処理と、所定形状の波形に近似された過渡電流を上記設定された発生時刻からアナログ部に付加して回路シミュレーションを行う処理とを含み、上記ディジタル部電流計算処理は、アナログ部の解析予定時刻として設定すべきその波形の発生時刻をディジタル部の負荷容量の増大に応じて早い時刻に補正する補正処理を含んで成るものであることを特徴とするミックスモードシミュレーション方法。

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