特許
J-GLOBAL ID:200903064482784597

位置検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 政喜 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-087544
公開番号(公開出願番号):特開平6-300586
出願日: 1993年04月14日
公開日(公表日): 1994年10月28日
要約:
【要約】【目的】 バックアップバッテリの容量を過大にすることなく、絶対位置のセットを容易にする。【構成】 複数の弱磁性部をその深さを異ならせて全移動範囲にわたって設置したサブスケール61に対し、各弱磁性部位置に対応した正弦波を90度の位相差をもって出力しかつ弱磁性部深さに応じて振幅レベルが変化する磁気センサ62が設けられる。電源の再立ち上げ時に前記一方の相のセンサ信号の振央クロス時を基準点として隣接する任意の2つ基準点を通過させることで、検出手段67がこの2つの基準点を検出する。基準点間隔の符号と他方の相のセンサ信号の2つ目の基準点検出時の振幅レベルとで区分けされた領域で演算されるアドレスが指し示すメモリ75の絶対位置データで、置き換え手段76が2つ目の基準点の検出時に前記位置データ演算手段59で演算される位置データを置き換える。
請求項(抜粋):
移動方向に所定のピッチで弱磁性部を配設して形成したメインスケールと、このメインスケールのピッチに対応した正弦波を90度の位相差をもって出力する一対の磁気センサと、前記メインスケールのピッチごとの各センサ信号のピーク値をそれぞれ格納・更新する手段と、各ピーク値から各ピッチごとの振央レベルを演算する手段と、振央レベルとセンサ信号の比較結果にもとづいて粗位置を演算する手段と、ピーク値と振央レベルからセンサ信号の正規化係数を演算する手段と、この正規化係数にもとづいてセンサ信号を補正する手段と、二相の補正された正規化信号を用いて三角関数逆演算により精位置を演算する手段と、粗位置と精位置とを合算した値を位置データとして演算する手段とを備える位置検出装置において、複数の弱磁性部をその深さを異ならせて全移動範囲にわたって設置したサブスケールと、このサブスケールの弱磁性部位置に対応した正弦波を90度の位相差をもって出力し、かつ弱磁性部深さに応じて振幅レベルが変化する一対の磁気センサと、電源の再立ち上げ時かどうかを判定する手段と、この電源の再立ち上げ時に前記サブスケール側の一方の相のセンサ信号の振央クロス時を基準点として、隣接する任意の2つの基準点を通過駆動させる手段と、この2つの基準点の通過時に前記サブスケール側の二相のセンサ信号のピーク値を格納・更新する手段と、各ピーク値から二相のセンサ信号の振央レベルを演算する手段と、前記サブスケール側の一方の相のセンサ信号とその振央レベルとから前記隣接する2つの基準点をそれぞれ検出する手段と、この各基準点の検出時に前記位置データ演算手段で演算されたる位置データをメモリにそれぞれ格納する手段と、このメモリに格納された値から前記隣接する任意の2つの基準点間隔を計算する手段と、前記2つ目の基準点の検出時に前記サブスケール側の他方の相のセンサ信号の振幅レベルをメモリに格納する手段と、この格納された2つ目の振幅レベルが前記サブスケール側の弱磁性部のいずれの深さに対応するかを判定する手段と、この判定結果と前記基準点間隔の符号とで区分けされた領域で前記基準点間隔の絶対値にもとづいてアドレスを演算する手段と、このアドレスが指し示すメモリに格納されている絶対位置データで、前記2つ目の基準点の検出時に前記位置データ演算手段で演算される位置データを置き換える手段と、隣接する2つの基準点間隔の符号と前記サブスケール側の他方の相のセンサ信号の前記2つ目の基準点検出時の振幅レベルとで区分けされた領域ごとに前記アドレスが指し示すメモリに各基準点に対する絶対位置データを初期設定する手段と、この初期設定された絶対位置データを電源を切った後もバッテリバックアップしておく手段とを設けたことを特徴とする位置検出装置。
IPC (5件):
G01D 5/249 ,  G01B 7/00 ,  G01D 5/245 101 ,  G01D 5/245 ,  G01D 5/245 102

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