特許
J-GLOBAL ID:200903064488819473

直動変換装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横沢 志郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-258857
公開番号(公開出願番号):特開平10-103443
出願日: 1996年09月30日
公開日(公表日): 1998年04月21日
要約:
【要約】【課題】 ねじ、ナットからなる機構を用いることなく、小型化が容易な回転運動を直線往復運動に変換するための直動変換装置を提案すること。【解決手段】 直動変換装置1は、固定配置した環状板4に形成したボール転動面4aと、直線往復運動可能な直動軸3の端に形成したボール押しつけ面3aとの間に、ボールリテーナ8によって同心円状の等角度位置に保持された3個のボール6-1、6-2、6-3が挟まれ、コイルばね9によって当該挟み込み状態が保持されている。ボールリテーナ8は回転入力軸2と一体回転する。ボール転動面4aには円周方向に向けて3つの凹凸状のカム面が形成されているので、回転入力軸2と共にボールリテーナに保持されたボール6が公転すると、各ボールの軸線Lの方向への往復運動によって直動軸3は軸線Lの方向に直動往復移動する。ねじ、ナットからなる変換機構に比べて、不感帯が少なく、小型化しやすい直動変換装置を実現できる。
請求項(抜粋):
回転入力軸と、この回転入力軸に対して同軸状態に配列した直線往復運動可能な直動軸と、前記回転入力軸と同心状態に配置した環状板と、この環状板の表面に形成したボール転動面と、前記ボール転動面に対峙するように前記直動軸に形成したボール押しつけ面と、前記ボール転動面および前記ボール押しつけ面の間に挟まれている複数個のボールと、前記直動軸の前記ボール押しつけ面を前記ボールの側に弾性的に押しつけているばね部材と、複数個の前記ボールを円周方向の定まった位置に保持しているボールリテーナとを有し、前記ボール転動面は円周方向に向けて同心円状で同一パターンの複数のカム面が形成されたものであり、前記ボールリテーナによって各ボールは複数のカム面に対応する位置に転動自在の状態で保持されており、前記環状板および前記ボールを保持している前記ボールリテーナの何れか一方を前記回転入力軸と一体回転させるようになっていることを特徴とする直動変換装置。

前のページに戻る