特許
J-GLOBAL ID:200903064550003736

分光光度計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 良平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-326284
公開番号(公開出願番号):特開2004-163126
出願日: 2002年11月11日
公開日(公表日): 2004年06月10日
要約:
【課題】ハーモニックドライブを用いた減速機構の周期性誤差を補正し、分光器により取り出される波長精度を高める。【解決手段】補正式記憶部62には回転角の補正式として、θ’=θ+A・sin(C1・θ+θa)+B・sin(C2・θ+θb)+θcを記憶しておく。C1、C2は減速機構22の構造により決まる係数であって始めに理論的に決めておくことができる。一方、A、B、θa、θb、θcは各装置毎に求める必要があるため、複数の輝線スペクトルの測定結果に基づき、係数決定部65が最小二乗法などのフィッティングを行って算出する。実際の試料の測定に際して目的波長が設定されると、回転角補正部64は上記補正式を適用し、その目的波長に対応する回転角度θを補正して角度θ’を算出する。そして、その角度θ’だけ回折格子21が回動するようにモータ23を制御する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
モータと、該モータの回転を減速するためのハーモニックドライブ機構による減速手段と、該減速手段で減速された回転によって駆動される波長分散素子と、を含む分光器を具備する分光光度計において、 a)前記減速手段の周期性誤差波形を、該減速手段の入力軸側1回転分に相当する周期の1/n(nは減速手段の構造に依存する自然数)の周期性を有する関数の線形結合で表現した近似的な補正式を記憶する補正式記憶手段と、 b)輝線スペクトルの測定結果に基づいて前記補正式に含まれる1つ以上の係数を算出し、これを記憶しておく係数取得手段と、 c)実際の測定に際し目的波長が設定されたとき、前記係数を用いた補正式を適用して該目的波長に対応する回転角度を補正し、該補正された回転角度を得るように前記モータを制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする分光光度計。
IPC (2件):
G01J3/02 ,  G01J3/18
FI (2件):
G01J3/02 C ,  G01J3/18
Fターム (5件):
2G020CC04 ,  2G020CC07 ,  2G020CD23 ,  2G020CD38 ,  2G020CD39

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