特許
J-GLOBAL ID:200903064551422279

酸素濃度・窒素酸化物濃度測定方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-296676
公開番号(公開出願番号):特開平10-142194
出願日: 1996年11月08日
公開日(公表日): 1998年05月29日
要約:
【要約】【課題】 NOxセンサ1個でNOx濃度と酸素濃度とを正確に測定する。【解決手段】 拡散律速層4dを介して被測定ガス側に連通した第1測定室20と、拡散制限層6d,22dを介して第1測定室20と連通した第2測定室26からなり、第1測定室20には第1ポンプセル4とVsセル6とが形成され、第2測定室26には第2ポンプセル8が形成されたNOxセンサ2を用いて、酸素濃度及びNOx濃度を測定する装置であって、Vsセル6の出力が基準電圧VCOとなるように第1ポンプ電流IP1を制御することにより、第1測定室20内を一定の低酸素濃度に制御すると共に、第2ポンプセル8に定電圧を印加して第2測定室26内のNOx成分を分解させて酸素を汲み出すことにより、第2ポンプ電流IP2からNOx濃度を、第1ポンプ電流IP1から酸素濃度を、夫々測定する。またこの測定時には、Vsセルの内部抵抗からセンサ温度を検出して、ヒータ12,14の通電電流量を制御することにより、センサ温度を一定に保つ。
請求項(抜粋):
酸素イオン伝導性の固体電解質層を多孔質の電極で挟んでなる第1酸素ポンピングセル及び酸素濃度測定セルを有し、第1拡散律速層を介して被測定ガス側に連通された第1測定室と、酸素イオン伝導性の固体電解質層を多孔質の電極で挟んでなる第2酸素ポンピングセルを有し、第2拡散律速層を介して前記第1測定室と連通された第2測定室とを備えると共に、前記各セルを所定の活性温度まで加熱するヒータを備えたNOxセンサを用いて、被測定ガス中の酸素濃度と窒素酸化物濃度とを測定する測定方法であって、前記酸素濃度測定セルの出力電圧が一定値となるように前記第1酸素ポンピングセルに電流を流して、前記第1測定室内の酸素濃度を一定に制御すると共に、前記第2酸素ポンピングセルに前記第2測定室から酸素を汲み出す方向に一定電圧を印加することにより、前記第2酸素ポンピングセルに流れる電流値から被測定ガス中の窒素酸化物濃度を測定し、前記第1酸素ポンピングセルに流れる電流値から被測定ガス中の酸素濃度を測定することを特徴とする酸素濃度・窒素酸化物濃度測定方法。
IPC (2件):
G01N 27/416 ,  G01N 27/419
FI (3件):
G01N 27/46 331 ,  G01N 27/46 327 E ,  G01N 27/46 327 Z

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