特許
J-GLOBAL ID:200903064578654945

プロピレンオキシドとスチレンモノマーの製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久保山 隆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-271317
公開番号(公開出願番号):特開平8-133995
出願日: 1994年11月04日
公開日(公表日): 1996年05月28日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 エチルベンゼンを分子状酸素によりエチルベンゼンハイドロパーオキシドに液相酸化し、これをプロピレンと反応させてプロピレンオキシドと1-フェニルエタノールを含有するエポキシ化液とし、これを未反応プロピレンから分離後に蒸留してプロピレンオキシドを含む塔頂液と1-フェニルエタノールを含む塔底液を取得し、塔底液から30〜180°Cの苛性洗浄および水洗浄により酸性成分及び低ナトリウム含量の1-フェニルエタノール含有有機相を取得し、ここからエチルベンゼンを分離後に有機相中の酸素含有有機重質成分を分離せずに脱水反応させスチレンモノマーを製造する方法。【効果】 プロピレンオキシドの加水分解、アルカリ水溶液処理の分液時の乳化、ナトリウムのキャリーオーバー等の問題なしに、モリブデンを有利に回収し、廃アルカリ水溶液を有利に処理し、1-フェニルエタノール含有有機相を重質残留物の分離なしに有利にスチレンモノマーに脱水製造できる。
請求項(抜粋):
液相下、エチルベンゼンを分子状酸素によりエチルベンゼンハイドロパーオキシドに酸化し、該ハイドロパーオキシドをプロピレンと反応させてプロピレンオキシドと1-フェニルエタノールを含有するエポキシ化反応液を取得し、該エポキシ化液から蒸留によってプロピレンオキシドと1-フェニルエタノールを別々に回収し、そして1-フェニルエタノールをスチレンモノマーへ脱水することを含むプロピレンオキシドとスチレンモノマーの共製造法において、エポキシ化反応液を未反応のプロピレンを分離した後に蒸留に付し、プロピレンオキシドを含む塔頂液と1-フェニルエタノールを含む塔底液を取得し、次いで該塔底液について30〜180°Cの温度にて苛性洗浄および水洗浄を行うことにより酸性成分並びにナトリウム含有量が低減した1-フェニルエタノール含有有機相を取得し、ここからエチルベンゼンを分離した後に該有機相中に含まれる酸素含有有機重質成分を分離することなく1-フェニルエタノールとともに脱水反応に供給し、スチレンモノマーを製造することからなるプロピレンオキシドとスチレンモノマーの製造法。
IPC (6件):
C07C 15/46 ,  B01J 23/28 ,  C07C 1/24 ,  C07D301/19 ,  C07D303/04 ,  C07B 61/00 300

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