特許
J-GLOBAL ID:200903064606656738

重油基材の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋元 輝雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-163378
公開番号(公開出願番号):特開平10-008068
出願日: 1996年06月24日
公開日(公表日): 1998年01月13日
要約:
【要約】【課題】 硫黄含有量の比較的高い原料油を苛酷な水素化処理条件下で処理して、硫黄含有量、ドライスラッジ量及びトルエン不溶分含有量が低く、貯蔵安定性に優れた重油基材を製造する方法を開発する。【解決手段】 硫黄などを特定量含む石油蒸留残渣物を、水素化触媒床中の温度が390〜450°Cの第1段階で特定の水素化処理した該処理油を、次いで水素化触媒床中の温度が300〜400°C、水素化触媒床中の最高温度が第1段階の最高温度より10°C以上低い第2段階で特定の水素化処理した該処理油を得、これをさらに水素化触媒床中の温度が150〜300°C未満の第3段階で特定の水素化処理を行う。
請求項(抜粋):
原料油としてドライスラッジ含有量が0〜5.0質量%、トルエン不溶分量が0〜500質量ppm、硫黄含有量が1.0〜10質量%である石油蒸留残渣物を、水素化触媒床中の温度が390〜450°Cである第1段階において水素化処理することによりドライスラッジ量およびトルエン不溶分含有量が原料油より増加し硫黄含有量が原料油の30%以下となった該処理油を、引き続き水素化触媒床中の温度が300〜400°Cであり、かつ水素化触媒床中の最高温度が第1段階の最高温度より10°C以上低く保持された第2段階において水素化処理することによりトルエン不溶分含有量が第1段階出口でのトルエン不溶分含有量の50%以下である該処理油を得、これをさらに水素化触媒床中の温度が150〜300°C未満に保持された第3段階において水素化処理することによりドライスラッジ含有量が0.1質量%以下、トルエン不溶分含有量が第1段階出口でのトルエン不溶分含有量の50%以下、硫黄含有量が原料油の30%以下で、かつ貯蔵安定性試験時のドライスラッジ含有量が0.2質量%以下である生成油を得ることを特徴とする重油基材の製造方法。
IPC (6件):
C10G 65/04 ,  B01J 23/88 ,  C10G 45/06 ,  C10G 45/08 ,  C10G 49/04 ,  C10G 65/12
FI (6件):
C10G 65/04 ,  B01J 23/88 M ,  C10G 45/06 Z ,  C10G 45/08 Z ,  C10G 49/04 ,  C10G 65/12

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