特許
J-GLOBAL ID:200903064648059012

多層構造スチレン系共重合体の製造方法、多層構造スチレン系共重合体、塩化ビニル系樹脂組成物および熱可塑性樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 邦彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-250602
公開番号(公開出願番号):特開平11-012335
出願日: 1997年09月16日
公開日(公表日): 1999年01月19日
要約:
【要約】【課題】 塩化ビニル系樹脂および所定の熱可塑性樹脂の耐衝性、耐候性、光沢、二色ウエルド性の改良材として好適に用いられ、かつ透明性を低下させることの少ない多層構造スチレン系共重合体の製造方法。【解決手段】 下記段階(1)〜(5)を含む多層構造スチレン系共重合体の製造方法。(1)スチレンを含む所定の単量体混合物(a)を、乳化重合させる。(2)段階(1)で得られた共重合体(A)の存在下、所定の単量体混合物(b)を、乳化重合させる。(3)段階(2)で得られた共重合体(B)の存在下、スチレンを含む所定の単量体混合物(c)を、乳化重合させる。(4)段階(3)で得られた共重合体(C)の存在下、スチレンを含む所定の単量体混合物(d)を乳化重合させて、共重合体(D)を得る。(5)段階(4)で得られた共重合体(D)の存在下、スチレンを含む所定の単量体混合物(e)を乳化重合させて、共重合体(E)を得る。
請求項(抜粋):
下記段階(1)〜(5)を含む多層構造スチレン系共重合体の製造方法。(1):スチレン50〜99.999重量%と、炭素数1〜8の(メタ)アクリル酸エステル及びシアン化ビニル化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物0〜45重量%と、多官能性単量体0.001〜5重量%との組成からなる単量体混合物(a)を、得られる共重合体(A)のガラス転移温度が0°C以上になるように配合して乳化重合させる。(2):段階(1)で得られた共重合体(A)の存在下に、炭素数1〜8の(メタ)アクリル酸エステル95〜99.999重量%と、多官能性単量体0.001〜5重量%との組成からなる単量体混合物(b)を、この段階(2)で新たに得られる共重合体(B)のガラス転移温度が0°C以上になるように配合して乳化重合させる。(3):段階(2)で得られた共重合体(B)の存在下に、スチレン20〜99.999重量%と、炭素数1〜8の(メタ)アクリル酸エステル及びシアン化ビニル化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物0〜30重量%と、多官能性単量体0.001〜50重量%との組成からなる単量体混合物(c)を、この段階(3)で新たに得られる共重合体(C)のガラス転移温度が0°C以上でかつその屈折率が1.51〜1.60の範囲内になるように配合して乳化重合させる。(4):段階(3)で得られた共重合体(C)の存在下に、スチレン60〜85重量%と、シアン化ビニル化合物15〜40重量%と、炭素数1〜8の(メタ)アクリル酸エステル0〜15重量%と、多官能性単量体0.001〜10重量%との組成からなる単量体混合物(d)を、配合して乳化重合させて、新たな共重合体(D)を得る。(5):段階(4)で得られた共重合体(D)の存在下に、スチレン60〜90重量%と、シアン化ビニル化合物10〜35重量%と、炭素数1〜8の(メタ)アクリル酸エステル0〜30重量%との組成からなる単量体混合物(e)を配合して乳化重合させて、新たな共重合体(E)を得る。
IPC (7件):
C08F285/00 ,  C08F265/06 ,  C08L 25/08 ,  C08L 27/06 ,  C08L 51/00 ,  C08L 67/00 ,  C08L 69/00
FI (7件):
C08F285/00 ,  C08F265/06 ,  C08L 25/08 ,  C08L 27/06 ,  C08L 51/00 ,  C08L 67/00 ,  C08L 69/00
引用特許:
審査官引用 (12件)
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