特許
J-GLOBAL ID:200903064663581132

PCカード用電気コネクタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤岡 徹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-256141
公開番号(公開出願番号):特開平8-096891
出願日: 1994年09月27日
公開日(公表日): 1996年04月12日
要約:
【要約】【目的】 PCカードの取出し時に一時的にイジェクタが突出し、常時突出していることのないPCカード用電気コネクタを提供することを目的とする。【構成】 イジェクタ20とイジェクトバー5との間に配された中間バー10と、操作開孔の壁面に形成された第一及び第二カム部I,IIとを備え、第一カムI部は、PCカード1の挿入時に押釦部21を前進したロック位置に弾性条部材28を保持し、押釦部21の第一押圧により上記ロックを解除し、カード抜出時の押釦部21の第二押圧によって弾性条部材28を最前進位置に案内した後にロック位置へ戻すような循環カム溝58を有し、第二カム部IIは、カード挿入時及び第一押圧時に中間バー10の被圧部14をイジェクタ20の段部空間に収め、第二押圧時に被圧部14をイジェクタの腕状部22の前端と当接可能な位置にもたらすように被案内軸部13を案内する循環カム溝を有する。
請求項(抜粋):
ハウジングにPCカード挿入用のスロットと該スロットに隣接して操作開孔が形成され、該操作開孔内の離脱機構からの操作力を変向してPCカードの前部に伝達する伝達機構を有し、離脱機構が外部から押圧力を受ける押釦部をもつ前後移動可能なイジェクタを備えているPCカード用電気コネクタにおいて、上記離脱機構はイジェクタと、ハウジングの一部とイジェクタとに係合して該イジェクタを後方に付勢する弾性部材と、イジェクタとイジェクトバーとの間に配され両者に係合可能な中間バーと、ハウジングの操作開孔の壁面に形成された第一カム部と第二カム部とを備え、上記イジェクタは、後部に押釦部、前部に上記操作開孔の一方の内側面との間で空間を形成するような段部をなして前方に突出せる腕状部そして中間部には前方に延出した自由端で第一カムに係合する係合端をもつ弾性条部材を有し、上記中間バーは、前部に伝達機構のイジェクトバーと当接する当接部が形成され、後部には上記イジェクタの前端と解除自在に当接する被圧部を有し、被圧部近傍に設けられた被案内軸部が第二カム部に案内されて解除時に被圧部が上記イジェクタの段部空間に収容され、ハウジング側に設けられた付勢部材によって腕状部の側面に付勢されるようになっており、第一カム部は、PCカードの挿入時に押釦部を前進位置に保つロック位置に弾性条部材の係合端を保持し、ロック解除時には押釦部の第一押圧により係合端を上記ロック位置から解除し、カード抜出時の押釦部の第二押圧によって上記係合端を最前進位置に案内した後に上記ロック位置へ戻すような循環路をなすカム溝が形成されており、第二カム部は、カード挿入時及び上記第一押圧時に中間バーの被圧部をイジェクタの段部空間に収め、第二押圧時に上記被圧部をイジェクタの腕状部の前端と当接可能な位置にもたらし、第二押圧により中間バーが前進した位置で、再度の第一押圧まで上記段部空間に向け移動可能な位置で保持するように上記ガイド軸を案内する循環路をなすカム溝が形成されていることを特徴とする電気コネクタ。

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