特許
J-GLOBAL ID:200903064694336195

エコーキャンセラ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山内 梅雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-089798
公開番号(公開出願番号):特開平8-288889
出願日: 1995年04月14日
公開日(公表日): 1996年11月01日
要約:
【要約】【目的】 ダブルトークにより応答係数が乱れても、少ないデータの記憶量で乱れる前の値に応答係数を戻すことのできるエコーキャンセラ装置を提供する。【構成】 修正量記憶回路22は1サンプルごとの適応形FIRフィルタのフィルタ係数の修正量を最新のものから所定サンプル数分だけ遡って記憶する。また受信信号記憶回路23は、適応形FIRフィルタ12のタップ長を越えるだけ遡った時からさらに所定サンブル数分だけ前までの入力信号の値を記憶する。ダブルトーク状態が誤推定検出回路17で検出されたとき、適応形FIRフィルタに設定されているフィルタ係数の値から記憶してある過去の修正量と入力信号の値の積を減算することで1サンプル前のフィルタ係数値に戻す。1サンプル分ずつ戻す演算を必要回数繰り返してダブルトークにより乱れる前のフィルタ係数の値に戻す。
請求項(抜粋):
入力信号が出力信号に回り込むエコー成分を打ち消すための擬似エコー信号を入力信号を所定時間間隔でサンプリングした値を最新のものから任意回数分前のものまで逐次保持しこれらにそれぞれ任意のフィルタ係数を乗算した結果を足し合わせて生成する適応形有限インパルス応答フィルタと、この適応形有限インパルス応答フィルタによって生成された擬似エコー信号が前記出力信号に回り込むエコー成分と等しくなるように適応形有限インパルス応答フィルタの各フィルタ係数を一定時間ごとに変更するフィルタ係数変更手段と、このフィルタ係数変更手段によって変更されるフィルタ係数の変更量を最新のものから所定の変更量記憶回数分前のものまで逐次記憶する変更量記憶手段と、前記適応形有限インパルス応答フィルタによってサンプリングされた入力信号の値を最新のものから適応形有限インパルス応答フィルタの保持する前記任意回数に前記変更量記憶回数を足し合わせた合計回数分前まで逐次記憶する入力信号記憶手段と、この入力信号記憶手段の記憶している入力信号の値と前記変更量記憶手段の記憶している変更量を基にしてフィルタ係数の値を前記変更量記憶回数と等しいかあるいはそれよりも少ない任意回数分変更前の値に戻すフィルタ係数逆算手段とを具備することを特徴とするエコーキャンセラ装置。
IPC (2件):
H04B 3/23 ,  H03H 21/00
FI (2件):
H04B 3/23 ,  H03H 21/00

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