特許
J-GLOBAL ID:200903064698671878

受話器の周囲雑音キャンセル方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 草野 卓 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-227223
公開番号(公開出願番号):特開平6-075583
出願日: 1992年08月26日
公開日(公表日): 1994年03月18日
要約:
【要約】【目的】 外来雑音のキャンセル精度を向上させる。【構成】 受話器(スピーカー)13の近傍に配される周囲雑音収音用のマイクロホン14の出力をフィルタ15(伝達函数Tf )を介して加算器17に印加して受信音声信号Rと加算し、その加算出力を受話器13に供給する。そしてTf+kT12≒0(T12はマイクロホン14の前面から受話器13の放音空間9に至る音響の伝達函数、kは振幅係数)となるように、フィルタの伝達函数Tf を設定することによって放音空間における雑音成分をキャンセルする。フィルタとして適応形のものを用い、無通話時にTf を設定し、通話時はその設定値に固定するようにしてもよい。この場合、受話器13の近傍に第2マイクロホン21を配して放音空間の音圧P2 を検出し、その検出出力V2 のマイクロホン14の出力V1 に対する比|V2 /V1 |が最小となるようにフィルタ15が制御回路22により制御される。
請求項(抜粋):
受信音声信号を加算器の一方の入力端子に印加し、その加算器の出力を受話器(スピーカー)に供給し、その受話器の近傍(しかし、その受話器の耳に対する放音空間を除く)に周囲雑音を収音するマイクロホンを配し、そのマイクロホンの出力をフィルタを介して前記加算器の他方の入力端子に印加して受話器側回路を構成し、前記マイクロホンの前面から前記受話器の放音空間に至る音響の伝達函数T12を求め、前記フィルタの伝達函数Tf を、Tf ≒-kT12(kは振幅係数)に設定することを特徴とする、受話器の周囲雑音キャンセル方法。
IPC (3件):
G10K 11/16 ,  H03H 17/02 ,  H04M 1/58

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