特許
J-GLOBAL ID:200903064724382332

紙葉類判別装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 幸男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-023473
公開番号(公開出願番号):特開平8-194857
出願日: 1995年01月18日
公開日(公表日): 1996年07月30日
要約:
【要約】【目的】 類似度の算出を容易とし、処理時間を短縮する。【構成】 判別用の基準データの全画素数を40×18=720個とし、紙葉類の全種類について、例えば、“1”の画素数を100個とする。即ち、紙葉類の種類により模様が異なり、同一の閾値により二値化すると、“1”の画素数は紙葉類の種類により異なるが、閾値を紙葉類の種類に応じて調整することにより“1”の画素数を等しく100個とする。こうすると、CCDセンサ5により判別対象の紙葉類3を読み取った場合、基準データとの類似度の算出は、積和計算部14において判別対象の紙葉類3の“1”の画素と重なり合う基準データの“1”の画素数を求めればよい。この結果、判別対象の紙葉類のデータが基準データと完全に一致する場合は、“100”となり、完全には一致しない場合には、重なった画素数により“100”〜“0”の類似度を簡単に求めることができる。
請求項(抜粋):
位置検出して切り出した紙葉類のパターンを所定の領域ごとに積分して平均化する積分平均化処理部と、当該積分平均化処理部により処理されたデータに対し、ある固定の閾値を用いて二値化する二値化処理部と、当該二値化処理部により二値化したパターンベクトルを特徴ベクトルとして、当該特徴ベクトルと予め記憶させた各種類の基準ベクトルの積和を求める積和計算部と、前記各基準ベクトルの大きさが皆同一になるように予め二値化処理し、その結果得られた各基準ベクトルの各要素の値を予め記憶させておくための基準パターン記憶部と、前記積和計算部により求められた計算値の中でその値が最大となる基準パターンの種類を判別対象である紙葉類の種類であると判別する判別部とを備えたことを特徴とする紙葉類判別装置。

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