特許
J-GLOBAL ID:200903064734168355

脱墨方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 古谷 馨 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-061992
公開番号(公開出願番号):特開平6-272184
出願日: 1993年03月22日
公開日(公表日): 1994年09月27日
要約:
【要約】【目的】 古紙、特に雑誌と新聞紙の混合古紙を再生する際のフロテーション法、洗浄法及びそれらの折衷法において、優れたインキ除去能を示し、スケール等の発生が少なく操業性が良好で、特に高白色度、高b値で未剥離インキの少ない脱墨パルプを得る事の出来る脱墨方法を提供する。【構成】 雑誌と新聞紙の混合古紙を原料として脱墨処理をするにあたり、特定の界面活性剤を少なくともパルピング工程に添加し、更に高級脂肪酸等を前記界面活性剤との比率が特定の範囲となるように全工程中の少なくとも1つの工程に添加する。
請求項(抜粋):
雑誌/新聞紙=5/95〜60/40(重量比)からなる原料古紙の脱墨処理において、パルピング工程での系中のパルプ濃度を10〜32重量%とし、且つ下記(a) 成分を少なくともパルピング工程に添加し、下記(b) 成分を、全工程中の(a) 成分と(b) 成分の割合が (a)/(b) =24/76〜8/92(重量比)となるように全工程中の少なくとも1つの工程に添加することを特徴とする脱墨方法。(a) 成分:以下の(a-1)〜(a-3)から選ばれる1種以上の界面活性剤(a-1):下記一般式(a-1)で表される化合物R1-O-(-AO-)p-H (a-1)〔式中、R1は炭素数14〜24のアルキル基又はアルケニル基、或いは炭素数8〜14のアルキル基を有するアルキルフェニル基を表し、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキサイドで、2種以上のアルキレンオキサイドが存在する場合は、ブロック重合鎖でもランダム重合鎖でもよく、p は全体の分子量が 800〜10000 となる1以上の数である。〕(a-2):下記一般式(a-2)で表される化合物R2-COO-(-AO-)m-H (a-2)〔式中、R2は炭素数13〜23のアルキル基もしくはアルケニル基又は多価カルボン酸残基もしくはこのAO付加物を表し、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキサイドで、2種以上のアルキレンオキサイドが存在する場合は、ブロック重合鎖でもランダム重合鎖でもよく、m は全体の分子量が 800〜10000 となる1以上の数である。〕(a-3):アルキル基の炭素数が14〜24の範囲である油脂と多価アルコールの混合物に、アルキレンオキサイドを付加して得られる反応生成物(b) 成分:炭素数14〜24の高級脂肪酸もしくはその塩、又は多価カルボン酸もしくはその塩もしくはその酸無水物、又は炭素数14〜24の高級脂肪酸に由来するダイマー酸もしくはポリマー酸
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平4-281085
  • 特開昭62-177291
  • 特表平5-501286

前のページに戻る