特許
J-GLOBAL ID:200903064736767205

自動組織抽出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河野 昭
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-253621
公開番号(公開出願番号):特開平6-197898
出願日: 1992年08月31日
公開日(公表日): 1994年07月19日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】装填し易くかつ使用し易く、無駄な努力や構成要素の複雑な操作あるいはこれら両方を必要とせず、確実に錠止でき、組織サンプル点検を容易にする改良した自動組織抽出装置を提供すること。【構成】第1内側針および第2外側針は、夫々、第1、第2のハンドルを備え、これらのハンドルは、装置の第1、第2のヨークに嵌合している。装置は、生検針の切刃を抽出しようとしている組織へ挿入するときに第1内側針および第2外側針を第1の位置に維持する。さらに、第1内側針および第2外側針を急速に自動的に第2、第3の位置へ移動させ、組織サンプルを切断、収容する。これによりこの組織サンプルを組織から生検針システム22を引き抜いた後に点検でき組織サンプルを採取した後に第2外側針に相対的に第1内側針を容易に再位置決めし、そこに維持でき、装置からいずれの針も取り出すことなく採取した組織サンプルの点検を行うことができる。
請求項(抜粋):
第1内側針と第2外側針とを含む種類の生検針システムと共に使用される自動組織抽出装置であって、該生検針システムにおいて:該第1内側針は、軸部材と2つの端とを有し、該軸部材の一端に第1ハンドルを配置して有し、該軸部材のもう一方の端に切刃を配置して有し、そして該切刃と該第1ハンドルとの間に組織保持領域を設けて有する;一方、該第2外側針は、中空軸と2つの端とを有し、該中空軸の一端に切刃を配置して有し、第2ハンドル内に該第1内側針を伸縮自在に通過させる通路を設けた該第2ハンドルを有し、それによって該第1内側針と共に往復動可能にされ、特に、生検処置時における該生検針システムの取扱い及び操作が、自動化され且つ容易化される、該自動組織抽出装置は、下記を含む:前方領域と、後方領域と、長手方向軸線と横軸線とを有するハウジング手段と;該ハウジング手段の該後方領域内に、作動自在に配置されて、該後方領域内において、第1前方位置と第2引込み位置との間で、該ハウジング手段の該長手方向軸線と実質的に平行な方向に往復動自在にされる第1内側針移送手段と;該ハウジング手段の該前方領域内に、作動自在に配置されて、該前方領域内において、第3前方位置と第4引込み位置との間で、該ハウジング手段の該長手方向軸線と実質的に平行な方向に往復動自在にされる第2外側針移送手段と;(但し、該第1内側針移送手段と該第2外側針移送手段とは、それぞれ、該第1内側針の該第1ハンドルと、該第2外側針の該第2ハンドルとを、該往復動の方向にそって運動自在に、格納できるように形成される)該ハウジング手段の該後方領域内に作動自在に配置されて、該後方領域内において、該第1内側針移送手段と、従って、該第1内側針とを、該第1前方位置に向けて前方に偏倚させる第1偏倚手段と;該ハウジング手段の該前方領域内に作動自在に配置されて、該前方領域内において、該第2外側針移送手段と、従って、該第2外側針とを、該第3前方位置に向けて前方に偏倚させる第2偏倚手段と;該第1内側針移送手段と該第2外側針移送手段とに一体的に且つ作動自在に組合わされて、該後方領域内において、該第1内側針移送手段を、従って、該第1内側針を、その該2引込み位置まで後方に引張り、そして、該前方領域内において、該第2外側針移送手段を、従って、該第2外側針を、その該第4引込み位置まで後方に引張る打ち金手段と;該第1内側針移送手段に作動自在に組合わされて、該第1内側針移送手段を、該第2引込み位置に、解放自在に保持する第1移送保持手段と;該第2外側針移送作手段に作動自在に組合わされて、該第2外側針移送手段を、該第4引込み位置に、解放自在に保持する第2移送保持手段と;該第1移送保持手段に作動自在に組合わされて、該第1移送保持手段を作動させて、該第1内側針移送手段を、該第2引込み位置から解放し、従って、該第1内側針移送手段が、該第1偏倚手段によって、その該第1前方位置に向けて急速に前方に駆動され得るようにする第1解放手段と;該第2移送保持手段に作動自在に組合わされて、該第2移送保持手段を作動させて、該第2外側針移送手段を、該第1内側針移送手段が自己の該第1前方位置に実質的に到達した時に、該第4引込み位置から解放し、従って、該第2外側針移送手段が、該第2編倚手段によって、その後、該第3前方位置まで前方に急速に駆動され得るようにする第2解放手段と; そして、抽出されるべき該組織から、該生検針システムを取り外した後、該第1内側針移送手段に対して相対的に、該第2外側針移送手段を容易に方向変えさせて、該第1内側針移送手段、従って該第1内側針を、該後方領域内のそれの該第4前方位置に位置させ、そして、該第2外側針移送手段、従って該第2外側針を、該第4引込み位置に位置させて、該組織試料抽出処置の結果として抽出された組織試料と該組織保持領域とを露出させる自動組織試料検査手段。

前のページに戻る