特許
J-GLOBAL ID:200903064759860377

蓄熱式冷凍サイクル装置における運転制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大岩 増雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-253251
公開番号(公開出願番号):特開平5-093541
出願日: 1991年10月01日
公開日(公表日): 1993年04月16日
要約:
【要約】【目的】 深夜電力時間帯に蓄熱運転によって蓄熱媒体に蓄熱された蓄熱量をより効率よく利用して昼間の電力使用量を軽減させ、安価な深夜電力料金でより効果的に冷却冷房を行うことができるようにした蓄熱式冷凍サイクル装置における運転制御方法を提供することにある。【構成】 一般冷却回路と液過冷却冷房回路と蓄冷凝縮回路と蓄熱回路とを有する蓄熱式冷凍サイクル装置によって、深夜電力時間帯に蓄熱運転によって蓄熱媒体に蓄熱した蓄熱量を使用し、電気制御手段によって盛夏か否かを判断し、この電機制御手段によって必要に応じて液過冷却冷房運転、蓄冷凝縮運転、一般冷房冷却運転に切り替えて、上記装置を制御するようにした構成である。
請求項(抜粋):
圧縮機、熱源側熱交換器、第1の絞り装置、及び利用側熱交換器を順次接続して形成された冷凍サイクルと、蓄熱用熱交換器を有し上記圧縮機の吸入側と上記熱源側熱交換器の出口側とを接続する蓄熱用バイパス路と、上記熱源側熱交換器の出口側と上記蓄熱用熱交換器の入口側との間に設けられた第2の絞り装置と、この第2の絞り装置の入口側と出口側とを接続する第2の絞り装置用バイパス路と、内部に蓄熱媒体を収容し上記蓄熱用熱交換器と熱交換可能に設けられた蓄熱槽と、上記蓄熱用熱交換器の出口側と上記第1の絞り装置の入口側とを接続する第1の蓄熱利用用バイパス路と、冷媒循環ポンプを有し上記蓄熱用熱交換器の入口側と上記第1の絞り装置の入口側とを接続する第2の蓄熱利用用バイパス路とを備えた蓄熱式冷凍サイクル装置によって、冷房運転を開始し、電気制御手段により、初期設定された所定期間内か否かで盛夏か否かを判断し、盛夏であれば前記圧縮機から熱源側熱交換器、第2の絞り装置用バイパス路、蓄熱用熱交換器、第1の蓄熱利用用バイパス路、第1の絞り装置、及び利用側熱交換器を介して上記圧縮機へ至る液過冷却冷房回路によって液過冷却冷房運転を行うと共に、深夜電力時間帯に前記圧縮機から熱源側熱交換器、第2の絞り装置、及び蓄熱用熱交換器を介して上記圧縮機へ至る蓄熱回路による蓄熱運転によって蓄熱媒体に蓄熱された蓄熱量の残熱量が所定量有るか否かを前記電気制御手段によって判断し、残熱量が所定量有れば引き続き前記液過冷却冷房運転を続行し、残熱量が所定量無ければ前記冷凍サイクルを形成する冷却回路による一般冷房冷却運転に切り替え、一般冷房冷却運転を行うようにし、一方、前記盛夏でないと判定した場合、前記第2の蓄熱利用用バイパス路、第1の絞り装置、利用側熱交換器、及び蓄熱用熱交換器を介して冷媒循環ポンプへ至る蓄冷凝縮回路によって蓄冷凝縮冷房運転を行うと共に、前記蓄熱残量が所定量有るか否かを前記電気制御手段によって判断し、蓄熱残量が所定量有れば引き続き上記蓄冷凝縮冷房運転を続行し、蓄熱残量が所定量無ければ前記一般冷房冷却運転を行うようにしたことを特徴とする蓄熱式冷凍サイクル装置における運転制御方法。
IPC (3件):
F24F 11/02 102 ,  F25B 1/00 321 ,  F25B 13/00 351
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平4-302953

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