特許

J-GLOBAL ID：200903064762570754

プレキャストコンクリート床版の継手構造

発明者： 梶川 靖治 ,  得能 達雄 ,  西岡 穆彦 ,  田中 設雄 ,  松川 治雄
出願人/特許権者： 川田建設株式会社
代理人 (1件)： 飯郷 豊
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-286638
公開番号（公開出願番号）：特開平9-100512
出願日： 1995年10月06日
公開日（公表日）： 1997年04月15日
要約：

【要約】【課題】 桁方向短縮が生ぜず、施工が容易で、分割施工や全長施工を可能とし、床版構築の工期短縮が図れ、損傷時の部分取り替えを可能とするPCa床版の継手構造を提供する。【解決手段】 PCa床版1の端面には、連続的な一定断面の段差部4と、主桁2上に配置する欠込部5とを設ける。段差部4は中央部に円弧状の凹部4aを形成し隣接するパネル間に空隙を設ける。この間隙内にスパイラル鉄筋を挿入して膨張性モルタルを打設し剪断キーを形成する。欠込部5にはPCa床版1の上段下段の配力筋を利用するループ継手筋5bを突設する。鉛直方向で重なり合うループ継手筋5bは膨張性モルタルを充填すると有効に接合しパネル相互の離間を防止する。

請求項（抜粋）：

桁上に配置するプレキャストコンクリート床版の端面に段差部を形成すると共に一部に欠込部を設け、対向する段差部の間隙には剪断力伝達部材を設置し、上下の配力鉄筋を連結して先端をループ状に形成するループ継手筋を対向する欠込部の側面より各々突設し、これら段差部及び欠込部に膨張性モルタルを充填して隣接する床版を一体に接続することを特徴とするプレキャストコンクリート床版の継手構造。