特許
J-GLOBAL ID:200903064763343140

水田の節水型漏水防止構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡本 清一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-312961
公開番号(公開出願番号):特開2009-138344
出願日: 2007年12月04日
公開日(公表日): 2009年06月25日
要約:
【課題】水田の漏水を抑制して農業用水の無駄遣いを削減すると共に、水田の貯留水に含まれている肥料成分や農薬が下流側に流れることに伴う環境汚染や生態系破壊の問題を軽減させ得る水田の節水型漏水防止構造を提供する。【解決手段】第1の畦と第2の畦とで仕切られた単位水田11に給水制御装置を設ける。単位水田11の前の畦部6に設けた排水部16より排出された水が排水路14で下流側に排出される。単位水田11の前の畦部6に、単位水田11の水が漏水するのを防止する止水面部8が、その下端側の部分を鋤床層20の内部に埋設して設けられる。排水路14は、堰上げ板が所要間隔で設けられ、排水路内の水が、その水面43が鋤床層20の下端45よりも上方に存するように堰上げされる。排水路14は、その水路底面23aで地盤26に開放状態とされ、単位水田11と排水路14は透水層102を介して通水状態とされている。【選択図】図5
請求項(抜粋):
左右に延長する第1の畦と前後方向に延長する第2の畦とによって仕切られた水田の節水型漏水防止構造であって、 該水田は、前後に所要間隔を置いて配設された前記第1の畦間を、左右方向所要間隔毎に前記第2の畦で仕切ることによって、前後左右の縁が畦部で仕切られた単位水田が左右方向に並設されてなり、 各単位水田は、その後部に、該単位水田に所定水位に水を供給する給水制御装置が設けられ、又、前に位置する前記第1の畦の外側部に沿って排水路が設けられており、該単位水田の水が、前の畦部に設けた排水部より該排水路に排出されるようになされており、 又、該単位水田における前の畦部の内側部に、その全長に亘る如く、前記単位水田の作土層の下側に存する鋤床層に下端側の部分が埋設状態となる止水面部が、該前の畦部の上端側から該鋤床層の内部に亘って設けられると共に、前記排水路には堰上げ板が所要間隔を置いて設けられており、該排水路内の水が、該堰上げ板によって、その水面が前記鋤床層の下端よりも上方に存し且つ前記所定水位にある貯留水の水面よりも下方に存するように堰上げされており、又、該排水路は、該堰上げされた水の水面より下側部分で地盤に開放状態とされ、前記単位水田と前記排水路とは、前記鋤床層の下端の下側部分をなす透水層を介して通水状態とされていることを特徴とする水田の節水型漏水防止構造。
IPC (1件):
E02B 13/00
FI (1件):
E02B13/00 302
引用特許:
出願人引用 (6件)
  • 実用新案登録第3006539号公報
  • 水田の土壌構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-199447   出願人:丸福建設株式会社
  • 魚類遡上構造及びそれに用いる水路部材
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2002-282263   出願人:滋賀県, 独立行政法人農業工学研究所, 株式会社ホクコン, 栗本コンクリート工業株式会社, 昭和コンクリート工業株式会社, 丸栄コンクリート工業株式会社
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審査官引用 (6件)
  • 水田の土壌構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-199447   出願人:丸福建設株式会社
  • 魚類遡上構造及びそれに用いる水路部材
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2002-282263   出願人:滋賀県, 独立行政法人農業工学研究所, 株式会社ホクコン, 栗本コンクリート工業株式会社, 昭和コンクリート工業株式会社, 丸栄コンクリート工業株式会社
  • 特開昭52-064137
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引用文献:
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