特許
J-GLOBAL ID:200903064790645751

耐常温時効性の優れた焼付硬化型冷延鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川和 高穂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-262318
公開番号(公開出願番号):特開平6-108153
出願日: 1992年09月30日
公開日(公表日): 1994年04月19日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、低温で、かつ、短時間の塗装焼付処理の可能な耐常温時効性の優れた焼付硬化型冷延鋼板の製造を目的とする。【構成】 極低炭素鋼に微量のNbと適量のMnを添加したスラブを用意し、熱間圧延及び冷間圧延して冷延鋼板とし、所定の連続焼鈍を行ない、次いで、ドライ圧延により所定の伸長率で調質圧延を行なう。【効果】 低温で、かつ、短時間の塗装焼付処理の可能な耐常温時効性の優れた焼付硬化型冷延鋼板の製造が可能となった。
請求項(抜粋):
下記の工程からなる耐常温時効性の優れた焼付硬化型冷延鋼板の製造方法(以下において組成はwt%である)。(a)C:0.0015〜0.0040% 、Si:0.02 〜0.5%、 Mn:0.55 〜1.6%、P:0.01〜0.06% 、 S:0.01% 以下、 sol.Al:0.02 〜0.07% 、N:0.0030% 以下、 Nb:0.005〜0.02 % を含有し、前記組成間に、(93/12)(C-0.003)≦Nb≦(93/12) ×C なる関係があり、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成のスラブを用意し、(b)前記スラブをそのAr3 変態点以上の仕上温度で熱間圧延して熱延鋼板となし、前記熱延鋼板を600 °C以上の温度で巻取り、(c)前記巻取った熱延鋼板を酸洗後70% 以上の冷圧率で冷間圧延して、冷間圧延鋼板を得て、(d)前記冷間圧延板を、板温が800 〜880 °Cで、かつ、(910+110 ×Si-40×Mn+200 ×P)°C以下の温度で連続的に焼鈍し、その均熱温度から少なくとも600 °Cまでを7°C/s以上の平均冷却速度で冷却し、(e)前記連続的に焼鈍した冷延鋼板をドライ圧延により伸長率が1.0 〜1.8%となるような調質圧延を行なう。
IPC (4件):
C21D 9/46 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/12

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