特許
J-GLOBAL ID:200903064796615340

クレーンの巻き下げ衝突防止装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 光石 俊郎 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-326575
公開番号(公開出願番号):特開平10-167662
出願日: 1996年12月06日
公開日(公表日): 1998年06月23日
要約:
【要約】【課題】 隣に段積みされた被搬送物(コンテナ等)等の障害物がある場所に、これらの障害物との衝突を防止しながら速やかに被搬送物を巻き下げて行くことを可能にするクレーンの巻き下げ衝突防止装置を提供する。【解決手段】 演算装置19では、吊り具振れ検出装置15によって検出する吊り具10の振れ量と所定の一つ又は複数のしきい値との比較結果と、吊り具の振れ量に基づいて演算する同振れ量の変化の方向と、ロープ巻き速度検出装置18によって検出する巻き下げ速度とに基づいて巻き下げ速度の指令値を演算し、ロープ巻き速度制御装置20では、この指令値に基づいて巻き下げ速度を制御する。また、演算装置19では、吊り具の振れ量と、この振れ量に基づいて演算する吊り具の位置変化速度と、ロープ長検出装置17によって検出するロープ長から演算する吊り具の振動周期とに基づいて振れの最大変位を予測し、この最大変位と所定のしきい値との比較結果によっても巻き下げ速度の指令値を演算し、ロープ巻き速度制御装置20では、この指令値によっても巻き下げ速度を制御する。
請求項(抜粋):
巻き上下駆動モータと、この巻き上下駆動モータによって駆動される巻き上下装置と、この巻き上下装置によって巻き込み又は繰り出されるロープと、このロープを介して前記巻き上下装置から吊り下げられ同巻き上下装置によって巻き上げ又は巻き下げられる吊り具とを備えたクレーンにより、前記吊り具で保持した被搬送物を同吊り具と共に巻き下げて目標位置に段積み又は着床する際に、前記被搬送物と、前記目標位置に隣接する段積みされた他の被搬送物等の障害物との衝突を防止するクレーンの巻き下げ衝突防止装置であって、前記吊り具の振れを検出する吊り具振れ検出手段と、前記被搬送物の巻き下げ速度を検出する速度検出手段と、前記吊り具振れ検出手段によって検出する前記吊り具の振れ量と所定の一つ又は複数のしきい値との比較結果と、前記吊り具の振れ量に基づいて演算する同振れ量の変化の方向と、前記速度検出手段によって検出する巻き下げ速度とに基づき、前記巻き上下駆動モータを制御して前記被搬送物の巻き下げ速度を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするクレーンの巻き下げ衝突防止装置。

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