特許
J-GLOBAL ID:200903064817617321

耐パウダリング性およびプレス成形性の優れた合金化溶融亜鉛めつき鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 苫米地 正敏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-292287
公開番号(公開出願番号):特開平5-106003
出願日: 1991年10月11日
公開日(公表日): 1993年04月27日
要約:
【要約】【目的】 優れた深絞り性と耐パウダリング性を兼ね備えた合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供することにある。【構成】 C、Si、Mn、P、S、Sol.Al、Nの各成分が所定の含有量に規定され、且つ皮膜の耐パウダリング性および耐深絞り脆性改善のため、C当量以上の所定量のTiと、Ti量に比して微量で且つTi量との関係において限定された量のNbを含有した鋼を、熱延及び冷延後、CGLにおいて700°C以上Ac3変態点以下の温度で焼鈍した後めっきし、引き続き誘導加熱方式の合金化炉で合金化処理を行い、表層の溶融亜鉛層が消滅後、300°C以下の温度まで所定の冷却速度で急冷する。また、必要に応じ合金化溶融亜鉛めっき皮膜の上層に、所定のFe含有量と付着量のFe-Zn系合金めっきを施す。
請求項(抜粋):
C≦0.0030wt%、Si≦0.30wt%、0.05wt%≦Mn≦1.0wt%、P≦0.06wt%、S≦0.02wt%、0.03wt%≦Sol.Al≦0.06wt%、N≦0.0040wt%、0.040wt%≦Ti≦0.080wt%、0.003wt%≦Nb≦0.025wt%を含有し、且つ、Ti*/[C]≧7但し Ti*/[C]=%Ti*/(4×%C)%Ti*=%Ti-{(48/14)×%N+(48/32)×%S)}%C:C含有量(wt%)%Ti:Ti含有量(wt%)%N:N含有量(wt%)%S:S含有量(wt%)2≦(%Ti/%Nb)≦14但し %Ti:Ti含有量(wt%)%Nb:Nb含有量(wt%)を満足し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有する鋼を熱間圧延および冷間圧延後、連続溶融亜鉛めっきラインにおいて、鋼板を700°C以上AC3変態点以下の温度で焼鈍した後めっきし、めっき付着量調整後、誘導加熱方式の合金化炉で合金化処理を行い、表層の溶融亜鉛層が消滅後、300°C以下の温度まで20°C/sec以上の冷却速度で冷却することを特徴とする耐パウダリング性およびプレス成形性の優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
IPC (6件):
C23C 2/06 ,  C21D 9/46 ,  C23C 2/28 ,  C23C 2/40 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14

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