特許
J-GLOBAL ID:200903064834734757

担体膨張相廃水処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 憲三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-328775
公開番号(公開出願番号):特開平10-165975
出願日: 1996年12月09日
公開日(公表日): 1998年06月23日
要約:
【要約】【課題】深槽式であっても好気的な生物処理のための容量を大きくとれるので処理水の水質を向上でき、曝気に要する消費電力を削減できると供に担体の流出を防止するスクリーンを必要とせず、更には担体の磨耗を低減できる担体膨張相廃水処理装置を提供する。【解決手段】生物反応槽の下部に硝化細菌を含んだ微生物を担持した担体が収納される。そして、生物反応槽の上部の曝気相でエアを十分に含んだ液を連通管を介して生物反応槽の底部に循環し、生物反応槽の底部から所定の線速度で上向流として流して担体膨脹相を形成する。この担体膨張相では、好気性雰囲気で廃水中の主としてアンモニア性窒素を硝化する生物処理が行われ、アンモニア性窒素が硝酸に変換される。
請求項(抜粋):
廃水の流入口と被処理液の排出口とを備えた深槽型の生物反応槽と、前記生物反応槽内の上部に空気の曝気相を形成する曝気手段と、前記曝気相と前記生物反応槽の底部とを連通する連通管を介して前記曝気相で酸素を含有した液を生物反応槽の底部に送給し、前記生物反応槽内の底部から所定の線速度を有する上向流を発生させることによって生物反応槽の下部に微生物を担持した担体がわずかに浮上する担体膨張相を形成し、前記担体膨張相と前記曝気相との間に、担体膨張相を通過した後の上向流の線速度が担体の自然沈降速度よりも遅い静止水相を形成する循環手段と、を備えたことを特徴とする担体膨張相廃水処理装置。
IPC (2件):
C02F 3/08 ZAB ,  C02F 3/30
FI (2件):
C02F 3/08 ZAB B ,  C02F 3/30 A

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