特許
J-GLOBAL ID:200903064866230963

自動色調判定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森田 寛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-313275
公開番号(公開出願番号):特開平6-160298
出願日: 1992年11月24日
公開日(公表日): 1994年06月07日
要約:
【要約】【目的】カラー印刷物の自動色調判定方法に関し,色調の段階的な違いを定量的に評価することができるとともに,印刷面の局所的な領域毎の検査において重要視される度合を設け,人間の検査員による目視判定に近い判定を行うことができるようにすることを目的とする。【構成】目視検査員による多段階の総合評価判定結果を入力するとともに(201), 印刷面内の複数の色領域についての色差値を計測する(202) 。そして,各色領域に対する重みを算出し(203) , それと色差計測値とを用いて各多段階評価に対する定量値を算出する(204) 。検査時には,重要視する箇所と重要視の度合に関する情報を用いて,検査対象印刷物としての色調の評価値を算出する(211) 。その結果について,多段階評価に対する定量値に応じて定められたしきい値と比較することにより印刷物の良否を判定する(212) 。
請求項(抜粋):
カラー印刷物の色調を検査する方法であって,カラー画像入力により得られた印刷画像内の色領域について,基準画像と検査画像の色差をカラー信号値を変換した信号値により算出し,所定のしきい値との比較によって良否判定を行う計算機を用いた自動色調判定方法において,良から不良まで段階的に色調を変化させた複数の印刷物試料のそれぞれに対して,目視検査員が色調を検査して判定した多段階の総合評価判定結果を入力する過程と,印刷面上の複数の色領域について,基準印刷物に対する印刷物試料の色差計測値を得る過程と,前記色差計測値の重み付き和として,前記目視検査員の各多段階評価に対する得点が算出されるものとしたときの各色領域に対する重みを,主成分分析の固有ベクトルとして算出する過程と,得られた色領域の重みと色差計測値とを用いて,複数の色領域を総合した定量値を算出し,その定量値と色領域の重みとに基づいて各多段階評価に対する定量値を得る過程と,検査対象の絵柄について前記目視検査員によって提示された,判定に当たって重要視する箇所と重要視の度合に関する情報を用いて,検査対象印刷物としての色調の評価値を定量的に算出する過程と,前記各多段階評価に対する定量値に基づいて定められたしきい値と,前記検査対象印刷物に対して算出された評価値との比較により検査対象印刷物の良否を判定する過程とを備えたことを特徴とする自動色調判定方法。
IPC (4件):
G01N 21/88 ,  G01J 3/46 ,  G06F 15/62 410 ,  G06F 15/70 310

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