特許
J-GLOBAL ID:200903064888368268

推力アクチュエータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-299355
公開番号(公開出願番号):特開平8-156634
出願日: 1994年12月02日
公開日(公表日): 1996年06月18日
要約:
【要約】【目的】 第1の目的は、モータ2への通電停止後に動力伝達系に荷重が掛からない構造とすることで小型化および軽量化を図ることにあり、第2の目的は、通電制御装置との電気配線を簡素化することにある。【構成】 モータ2の回転力を出力軸3へ伝達する動力伝達手段には、出力軸3に掛かる負荷が増大して出力軸3がロックした時に、自身の変形(回転方向に捩じられる)によってモータ2がロックするのを防止するトーションスプリング13が設けられている。また、トーションスプリング13が変形した際には、その変形によって相対回転を生じる大径ギヤ8と小径ギヤ9とのカム運動に伴って、出力軸3がロックした状態(待ち状態)を検出する検出スイッチ19が作動して、モータ2の電流回路を保持電流経路に切り換える。即ち、モータ2へ流れる電流が、トーションスプリング13に蓄えられた反力によって逆転しない程度に制限される。
請求項(抜粋):
a)通電制御装置を介して所定時間通電を受けるモータと、b)軸方向に往復動可能に設けられた出力軸と、c)前記モータと前記出力軸との間で、両方向に動力の伝達が可能な動力伝達機構を構成し、この動力伝達機構に弾性体が介在された動力伝達手段と、d)前記弾性体の変形に伴って、前記弾性体を介して連結される一方の部材と他方の部材との間で相対変位が生じたことを検出する検出手段と、e)この検出手段により前記相対変位が検出された時に、前記モータが前記弾性体に蓄えられた反力によって逆転しない程度に、前記モータへ流れる電流を制限する電流回路とを備えた推力アクチュエータ。

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