特許
J-GLOBAL ID:200903064888482915

熱延連続化プロセスによる成形性に優れた高降伏比型熱延高強度鋼板とその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩原 康弘 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-078099
公開番号(公開出願番号):特開平9-241803
出願日: 1996年03月07日
公開日(公表日): 1997年09月16日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、成形性に優れた高降伏比型熱延高強度鋼板の先・後端部の材質の向上を図り、コイル内材質のバラツキの解消を図る。【解決手段】 特定の化学組成を有する鋼片を熱延連続化プロセスによって圧延し、ミクロ組織としてフェライト、ベイナイト、残留オーステナイトの3相で構成され、かつフェライト占積率(VF )とフェライト粒径(dF )の比(VF /dF )が7以上で、かつコイル内変動が4未満であり、2μm以下の残留オーステナイト占積率が5%以上で、かつコイル内変動が5%未満であり、特性として、降伏比(YR)≧60%、強度-延性バランス(引張強さ×全伸び)≧2000(kgf/mm2 ・%)、穴拡げ比(d/d0 )≧1.1、一様伸び≧10%であり、かつコイル内のTSの変動が10(kgf/mm2 )未満、TS×T.Elの変動が500(kgf/mm2 ・%)未満、d/d0 の変動が0.2未満であることを特徴とする。
請求項(抜粋):
化学成分として、C :0.16〜0.30重量%未満Si:0.5〜3.0重量%Mn:0.5〜3.0重量%Si+Mn:1.5超〜6.0重量%P≦0.020重量%S≦0.010重量%Al:0.005〜0.100重量%およびFeを主成分として含む鋼片を熱延連続化プロセスによって圧延し、ミクロ組織としてフェライト、ベイナイト、残留オーステナイトの3相で構成され、かつフェライト占積率(VF )とフェライト粒径(dF )の比(VF /dF )が7以上で、かつコイル内変動が4未満であり、2μm以下の残留オーステナイト占積率が5%以上で、かつコイル内変動が5%未満であり、特性として、降伏比(YR)≧60%、強度-延性バランス(引張強さ×全伸び)≧2000(kgf/mm2 ・%)、穴拡げ比(d/d0 )≧1.1、一様伸び≧10%であり、かつコイル内のTSの変動が10(kgf/mm2 )未満、TS×T.Elの変動が500(kgf/mm2 ・%)未満、d/d0 の変動が0.2未満であることを特徴とする熱延連続化プロセスによる成形性に優れた高降伏比型熱延高強度鋼板。
IPC (3件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/06
FI (3件):
C22C 38/00 301 W ,  C21D 8/02 B ,  C22C 38/06

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