特許
J-GLOBAL ID:200903064889280038

分散補償光ファイバ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 五十嵐 清
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-080595
公開番号(公開出願番号):特開平8-313750
出願日: 1996年03月08日
公開日(公表日): 1996年11月29日
要約:
【要約】【課題】 波長多重光伝送に適した分散補償光ファイバを提供する。【解決手段】 分散補償光ファイバの屈折率分布をW形とし、第1コア層1の外側を第2コア層2とし、その外側を純シリカの最外層のクラッド層3とする。コア1には比屈折率差で2.0 %屈折率を高くするゲルマニウムをドープし、内部クラッド層には比屈折率差で0.58%屈折率が低くなるようにフッ素を均一にドープする。コア1と内部クラッド層2との直径比は2.5 とし、波長分散スロープが負の領域で、分散を負の高分散構造とし、かつ、波長1530〜1570nmでの分散スロープ補償率を完全補償率に近い値である0.75〜1.25とする。
請求項(抜粋):
屈折率がn1 、コア半径がa1 の第1コア層の外側に屈折率がn2 、外半径がa2 の第2コア層を前記第1コア層と同心円状に形成し、該第2コア層の外側に屈折率がn3 のクラッド層を前記第1コア層および第2コア層と同心円状に形成し、屈折率構造がn1 >n3 >n2 となるW形の3層の屈折率分布を有する単一モード光導波路型の分散補償光ファイバであって、{(n1 2-n3 2 )/2n1 2 }×100 によって表される第1コア層のクラッド層に対する比屈折率差を1.6 %以上2.1 %以下とし、かつ、{(n2 2 -n3 2 )/2n2 2 }×100 によって表される第2コア層のクラッド層に対する比屈折率差を-0.60%以上-0.45%以下とし、さらに、第1コア層と第2コア層の半径比a2 /a1 を2以上4以下とすることにより、波長1530nmから1570nmまでのシングルモード光ファイバの分散スロープに対する分散補償光ファイバの分散スロープの割合を波長1550nmでのシングルモード光ファイバの分散値に対する分散補償光ファイバの分散値の割合で割った分散スロープ補償率が0.75以上1.25以下となるようにしたことを特徴とする分散補償光ファイバ。

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