特許
J-GLOBAL ID:200903064906171108

ポリテトラメチレンエーテルジエステルをポリテトラメチレンエーテルグリコールへ変換するための連続的方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江藤 聡明
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-533880
公開番号(公開出願番号):特表2003-513128
出願日: 2000年10月25日
公開日(公表日): 2003年04月08日
要約:
【要約】トランスエステル化により、ポリテトラメチレンエーテルのジエステル(PTMEA)を対応するポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMEG)へ変換する連続的方法。PTMEAに加えてアルカノール(好ましくはメタノール)と、アルカリ金属酸化物、水酸化物またはアルコキシド触媒(好ましくはナトリウムメトキシド)とからなる供給材料を、直列の二基の多段階反応器中で反応させることを特徴とする。第一の反応器において、高効率蒸留トレイと共同する保持の段階を含む。転化のバルクは、減量されたアルカノールエステルの含量を持つ熱アルカノールの蒸気により、トランスエステル化で形成されたアルカノールエステルをストリッピングすることにより達成される。トランスエステル化は、第二の反応器で、第一の反応器からの排出液を、ほとんどアルカノールエステルを含んでいない熱アルカノールの蒸気によりストリッピングすることにより完結する。PTMEG製造物は、最後に、リン酸と第一リン酸ナトリウムの混合物によりアルカリ触媒を中和することにより精製される。
請求項(抜粋):
連続操作方法で、直列の2個の反応器を用いてポリテトラメチレンエーテルのジエステル(PTMEA)を対応するポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMEG)へ変換するためのトランスエステル化方法であって、以下の工程を有することを特徴とする方法:a)PTMEAとC1〜C4アルカノールの有効量、加えてアルカリ金属酸化物、水酸化物またはアルコキシド触媒を含む供給材料を、第一の多段階反応器の第一の段階へ導入する工程、ただし前記第一の反応器は、充分な保持時間、続いて高効率蒸留トレイを提供するために設計された一連の段階を含み、b)第一の反応器の頂上から、アルカノールとトランスエステル化で生成したアルカノールのエステルの蒸気を回収する工程、c)頂上のアルカノールエステルの共沸混合物とアルカノールエステル含量の低い底部のアルカノールとを分離し、工程へ再循環させるために、前記アルカノールとアルカノールエステルの蒸気を共沸カラムへ運ぶ工程、d)第一の反応器中におけるトランスエステル化によって形成されたアルカノールエステルの大部分を押し流すため、前記共沸カラムの底部で分離されたアルカノールの蒸気と、第二の反応器からのメタノールの蒸気を、第一の反応器の最後の段階に供給する工程、e)第一の反応器の最後の段階からの排出液を第二の多段階反応器の第一の段階へ供給する工程、ただし、前記第二の反応器は、高効率蒸留トレイと組み合わされて充分な保持時間を保証するように設計された一連の段階を含み、f)第一の反応器の最後の段階へ移動させるために、アルカノールエステルの残余の量を含むアルカノールの蒸気を、第二の反応器の頂上から回収する工程、g)新しいアルカノールの蒸気と、中和工程に続き蒸発させて行なわれた、トランスエステル化による排出液から回収されたアルカノールの蒸気とを第二の反応器の最後の段階へ供給する工程、h)第二の反応器の最後の段階の排出液に、リン酸が、塩基触媒に対する当量比で3対2.6から3.4、好ましくは3対3、第一リン酸ナトリウムが、塩基触媒に対する当量比で2対1.0から4.0、好ましくは2対2である、リン酸と第一リン酸ナトリウムの混合物を、塩基触媒を中和するために加える工程、i)中和排出液を晶出装置に供給する工程、j)晶出装置排出液をろ過装置へ供給する工程、k)上述のg)により第二の反応器の最後の段階へ供給されたアルカノールの蒸気を取り除くために、ろ過からの排出液を蒸発器へ供給する工程。
Fターム (3件):
4J005AA07 ,  4J005AA11 ,  4J005BB01

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