特許
J-GLOBAL ID:200903064953053504

エチレン-酢酸ビニル共重合体ケン化物系二軸延伸フィルムおよびその製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大石 征郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-230295
公開番号(公開出願番号):特開2001-055453
出願日: 1999年08月17日
公開日(公表日): 2001年02月27日
要約:
【要約】【課題】 その連続製造時にトラブルを生じ難い上、フィルムの中央側と両耳端側とで諸性質の差が事実上なく、フィルム耳端が垂れ下がるフレアも生じ難く、実用的な有効巾が最大限に確保できるエチレン-酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)系二軸延伸フィルムを提供すること、およびそのようなEVOH系二軸延伸フィルムの製造法を提供することを目的とする。【解決手段】 EVOH中に含まれるNaおよびKの金属含有量の和が0.01〜50ppm であり、その二軸延伸フィルムの機械方向の伸長度Lが2%以下であり、その二軸延伸フィルムをフィルム巾方向の各点で測定したときの平均屈折率nが1.520〜 1.540の範囲内にあり、かつその平均屈折率nの面内ばらつきが±0.001 以下であるEVOH系二軸延伸フィルムである。この二軸延伸フィルムは、EVOH未延伸フィルムをまず縦延伸し、ついで横延伸し、さらに熱固定した後、その熱固定工程後のフィルムを冷却する際に、フィルム巾方向の端部側領域の温度が中央領域の温度よりも高くなるように設定することにより得られる。
請求項(抜粋):
二軸延伸されたエチレン-酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルムであって、そのエチレン-酢酸ビニル共重合体ケン化物中に含有されるNaおよびKの金属含有量の和が0.01〜50ppm であり、その二軸延伸フィルムの機械方向の伸長度L(機械方向100mm×巾方向20mmのフィルム片を、縦長となるように吊り下げ、そのフィルム片の下端に176g/20mm巾の加重を加えて80°Cに5分間保ったときの初期長Lo に対する伸長分ΔLの割合の百分率)が2%以下であり、さらに、その二軸延伸フィルムをフィルム巾方向の各点で測定したときの平均屈折率n(フィルムの機械方向、巾方向、厚み方向の屈折率と吸収軸とを測定して求めた屈折率楕円体の3方向α,β,γの屈折率の平均値)が 1.520〜 1.540の範囲内にあり、かつ、その各点で測定したときの平均屈折率nの平均値をn0 、最大値をnMAX 、最小値をnMIN とするとき、平均屈折率nの面内ばらつきを示すnMAX とn0 との差およびnMIN とn0 との差がいずれも 0.001以下であること、を特徴とするエチレン-酢酸ビニル共重合体ケン化物系二軸延伸フィルム。
IPC (10件):
C08J 5/18 CEX ,  B29C 55/14 ,  C08K 3/26 ,  C08K 3/30 ,  C08K 3/32 ,  C08K 3/38 ,  C08K 5/098 ,  C08L 31/04 ,  B29K 29:00 ,  B29L 7:00
FI (8件):
C08J 5/18 CEX ,  B29C 55/14 ,  C08K 3/26 ,  C08K 3/30 ,  C08K 3/32 ,  C08K 3/38 ,  C08K 5/098 ,  C08L 31/04 S
Fターム (34件):
4F071AA15 ,  4F071AA15X ,  4F071AA28 ,  4F071AA28X ,  4F071AA29 ,  4F071AF02 ,  4F071AF08 ,  4F071AF11Y ,  4F071AF20Y ,  4F071AF21Y ,  4F071AF31Y ,  4F071AH04 ,  4F071BB06 ,  4F071BB08 ,  4F071BC01 ,  4F210AA19E ,  4F210AG01 ,  4F210AG03 ,  4F210AH54 ,  4F210AR06 ,  4F210AR07 ,  4F210QA02 ,  4F210QA03 ,  4F210QC06 ,  4F210QG01 ,  4F210QW07 ,  4F210QW15 ,  4J002BB221 ,  4J002BE031 ,  4J002DE226 ,  4J002DG046 ,  4J002DH046 ,  4J002DK006 ,  4J002EG026
引用特許:
審査官引用 (12件)
全件表示

前のページに戻る