特許
J-GLOBAL ID:200903064971587524

霧 箱

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北條 和由
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-352886
公開番号(公開出願番号):特開平9-184887
出願日: 1995年12月28日
公開日(公表日): 1997年07月15日
要約:
【要約】【課題】 装置の低温化を図って、観察者が接触しても火傷等をおうことがなく、しかも容器10内部での荷電粒子の飛跡を見やすくする。【解決手段】 霧箱は、透明なガラス製の側壁部11と底部14を有し、上面が開口した容器10と、容器10の上面を覆って内部を密閉し、容器内部を透視可能にすると共に過熱手段を備えた上蓋部40と、容器10の側壁部11の内周面に沿って配置され、発熱体を一体に形成した円環状部材20と、この円環状部材20の凹部21内に収納され、液体を含浸する木綿糸の含浸布部30とを備えている。容器10の底面を冷却して容器内の気化した液体蒸気を冷却して凝縮させる冷却手段としてペルティエ素子50が使用されている。さらに、上蓋部40を構成する透明な発熱ガラス43としてニクロム薄膜を薄く真空蒸着したガラス板を使用し、視界が遮られず、容器10の内部を見やすくした。
請求項(抜粋):
透明な側壁部と底部とを有し、上面が開口した容器と、前記容器の上面を密閉状態で覆う透明な上蓋部と、この上蓋部に設けられ、容器の内部空間の上部を加熱する加熱手段と、前記容器の側壁部の内周面に沿って容器の上部に設けられた液体を含浸する含浸部材と、この含浸部材を加熱し、それに含浸した前記液体を気化する含浸部材加熱手段と、前記容器の下部に設けられ、気化した液体の蒸気を冷却して凝縮させる冷却手段とを備える霧箱において、前記冷却手段としてペルティエ素子を使用したことを特徴とする霧箱。

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