特許
J-GLOBAL ID:200903064994466210
酸素センサの温度制御方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-094391
公開番号(公開出願番号):特開平5-288712
出願日: 1992年04月14日
公開日(公表日): 1993年11月02日
要約:
【要約】【目的】 酸素センサとヒータ電力制御装置との間の距離によらず、常に最適なヒータ電圧を印加することができ、ヒータの寿命を長くすることができる酸素センサの温度制御方法を提供する。【構成】 酸素センサのヒータ部の印加電圧を計測する手段と、酸素センサのヒータ部に流れる電流を計測する手段と、ヒータ部に供給する電力を制御するヒータ電力制御装置とからなる酸素センサの温度制御装置の温度制御方法において、所定の演算にしたがってヒータ電力制御上限信号YCLを求め、ヒータ電力制御信号YCが、常時このヒータ電力制御上限信号YCLを越えないように制御して、酸素センサの温度を一定にする。
請求項(抜粋):
酸素センサのヒータ部の印加電圧を計測する手段と、酸素センサのヒータ部に流れる電流を計測する手段と、ヒータ部に供給する電力を制御するヒータ電力制御装置とからなる酸素センサの温度制御装置の温度制御方法において、(1) 酸素センサを実使用前に、ヒータ部に一定電圧VH1を印加したときにヒータ部に流れる電流をIH1とし、ヒータ電力制御信号をYC1としたとき、ケーブル抵抗RLを、【数1】RL=(K3*YC1+B2-VH1)/IH1(ここで、K3、B2は実験常数である。)より求め、(2) 酸素センサの実使用にあたり、ヒータ印加電圧をVH、ヒータ印加電流をIH、ヒータ電力制御信号をYCとしたとき、(a) 酸素センサのヒータに許容され得る上限ヒータ電圧をVHUとしたときの第1のヒータ電力制御上限信号YCL1を、【数2】YCL1=(VHU+IH*RL-B2)/K3から演算し、(b) 酸素センサのヒータに許容され得るヒータ電流のリミッタ電流をIHL=KK*VH+IHL0 (ここで、KKは定数でリミッタの傾き、IHL0は電圧0のときの電流)としたときの第2のヒータ電力制御上限信号YCL2を、【数3】 YCL2=((1+KK*RL)*VH+RL*IHL0-B2)/K3から演算し、(c) 演算した第1および第2のヒータ電力制御上限信号YCL1とYCL2とのいずれか小さい方の値をヒータ電力制御リミッタ信号YCLとして求め、(d) ヒータ電力制御信号YCが、常時このヒータ電力制御上限信号YCLを越えないように制御して、酸素センサの温度を一定にすることを特徴とする酸素センサの温度制御方法。
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