特許
J-GLOBAL ID:200903065003737764

固体及び液体の廃棄物を同時に処理する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松田 省躬
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-119949
公開番号(公開出願番号):特開平5-202371
出願日: 1992年04月15日
公開日(公表日): 1993年08月10日
要約:
【要約】【目的】 固体廃棄物と液体廃棄物とを経済的にかつ環境汚染の避けられる態様で同時に処理する方法を提供する。【構成】 固体廃棄物をまずガス化し、その際生ずるガスを別個に、又は液体廃棄物と一緒に補追ガス化装置へ導き、ここで酸素含有ガス化剤により、滞留時間>2秒間で> 1000 °Cに加熱し、そしてその煤塵水の処理に際して生ずる重金属含有カーボン成分を、3 - 35%の固型分を含む液体被ガス化物質との混合物として、冷却されている反応空間外壁を有しかつ液状スラグ排出手段の設けられた流動ガス化装置の中へ導入してここでその固体廃棄物の中に含まれている各鉱物質成分の溶融温度よりも 50 °C以上高い温度において自動熱的にガス化させる。
請求項(抜粋):
固定床加圧ガス化装置と、その固定床加圧ガス化装置の粗製ガス側に後続する補追ガス化装置と、及び冷却管列として構成されたリアクタ内壁を有する追加的流動ガス化装置とにおいて、液状スラグの排出及び生じたスラグ含有ガスの<200 °Cまでへの急激な冷却を含むガス化プロセスで固体及び液体の廃棄物を同時に処理するに当り、固定床加圧ガス化装置の中で硫黄及び/又は炭化水素及び/又はPCB及び/又はダイオキシン及び/又は重金属類を含む固体廃棄物としての被ガス化物質の1ないし 70 %が使用されること、その生じた有害物質とダストとを含む固定床加圧ガス化粗製ガスを、20000 kJ/kg より大きい発熱量を有しかつ炭化水素類及び/又はPCB及び重金属類を含む液体廃棄物及び酸素含有ガスと一緒に補追ガス化装置中でバーナーを介して、この補追ガス化装置内での>2秒の全ガス量滞留時間において 1000 °Cよりも高い温度に加熱すること、及びその急冷に際して生じた煤塵水から公知の方法でその重金属含有煤煙成分の>99%を除去してこれを、廃水浄化及び/又はガス浄化に際して生ずる有害物質スラッジとの混合物として、20000 kJ/kg より大きい発熱量を有し、かつ炭化水素類及び/又は硫黄及び/又はPCB及び/又は重金属類及び/又はダイオキシンを含み、またその際追加的に、10%よりも多い割合の各鉱物性成分及び硫黄及び/又は重金属類及び/又はPCB及び/又はダイオキシン及びフラン化合物及び/又は炭化水素類を有する固体成分としての廃棄物を3ないし 35%含む液体廃棄物との混合物の形で、固体の廃棄物の各鉱物成分の溶融温度よりも 50 °C以上高くかつ> 1200 °Cに設定された反応温度においてガス化させ、その際その生じたガスの> 1200 °Cにおけるガス化リアクタ内での滞留時間が>2秒間であることを特徴とする方法。
IPC (2件):
C10J 3/00 ,  B09B 3/00 302

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