特許
J-GLOBAL ID:200903065009153268
内燃機関のバルブタイミング可変機構
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-142276
公開番号(公開出願番号):特開平10-331613
出願日: 1997年05月30日
公開日(公表日): 1998年12月15日
要約:
【要約】【課題】 各圧力室内の液密性を長期に亘って安定に維持できる内燃機関のバルブタイミング可変機構を提供する。【解決手段】 互いに同一軸心を有する第1の回転体(ハウジング)16とそのハウジング16内部に在する第2の回転体(内部ロータ)19とから構成されたバルブタイミング可変機構に備えられて、ハウジング16内壁と内部ロータ19との間に形成される各油圧室間を密閉状態に保持するための封止部材28は、ブロック形状のシール材28aと板バネ28bとから形成される。板バネ28bは波型の湾曲形状を有し、シール材28aはその一底面に板バネ28bを収容するための収容穴29を備える。収容穴29はその開口部に比して底壁が広く形成され、その底壁の縁部における板バネ28bの両端の横ずれを抑制する。
請求項(抜粋):
同一の回転軸心を有して内燃機関の出力軸及び同機関のバルブを開閉駆動するカムシャフトの一方及び他方に連結される第1及び第2の回転体を備えるとともに、前記第1の回転体に形成された凹部を前記第2の回転体に形成されたベーンにて区画することによりベーンの両側に第1及び第2の液室を形成し、該形成した液室に対する液圧制御に基づき前記第1及び第2の回転体を相対回転させて前記機関出力軸と前記カムシャフトとの相対回転位相を変更する内燃機関のバルブタイミング可変機構において、前記第1の回転体と前記第2の回転体との周側摺接面にあって前記第1及び第2の液室間での液漏れを規制する封止部材をそれら第1及び第2の回転体の少なくとも一方に備え、前記封止部材は、断面略コの字状に形成されたシール材と、断面波形状に形成されて同シール材のコの字状とされた裏面から同シール材を前記第1及び第2の回転体の何れか対向する周面に付勢する板バネとを有してなることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング可変機構。
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