特許
J-GLOBAL ID:200903065055006784

湿式多板クラッチの潤滑構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-220768
公開番号(公開出願番号):特開平9-060660
出願日: 1995年08月29日
公開日(公表日): 1997年03月04日
要約:
【要約】【課題】 湿式多板式クラッチの潤滑効果を維持しながら、摩擦板の摩擦面の油膜の切れを良くして係合応答性を向上させる。【解決手段】 クラッチガイド42に支持したクラッチプレート45とクラッチセンタ44に支持したクラッチディスク46とを重ね合わせ、その一端に配置した皿バネ74をクラッチピストン48で押圧して係合させる。クラッチガイド42は、クラッチプレート45及びクラッチディスク46を冷却した潤滑油を排出する油孔79を備えるとともに、皿バネ74とクラッチピストン48との間隙αから漏れた潤滑油を排出する油孔80を備える。クラッチが係合する初期の段階でクラッチプレート45及びクラッチディスク46間の油膜を切るとき、前記隙間αから潤滑油を逃がすことにより油膜を速やかに切ることができる。
請求項(抜粋):
クラッチガイド(42)の内部に複数の摩擦板(45,46)を積層状態に配置し、その一端に位置する端部摩擦板(45)をクラッチピストン(48)により押圧して前記複数の摩擦板(45,46)を相互に摩擦係合させるとともに、径方向内側から前記複数の摩擦板(45,46)に潤滑油を供給する湿式多板クラッチの潤滑構造において、前記端部摩擦板(45)よりもクラッチピストン(48)側のクラッチガイド(42)に潤滑油を排出する油孔(80)を形成し、摩擦板(45,46)相互の摩擦係合が完了する前はクラッチピストン(48)及び前記端部摩擦板(45)間に形成される間隙(α)から漏れた潤滑油を前記油孔(80)から排出するとともに、摩擦板(45,46)相互の摩擦係合が完了した後はクラッチピストン(48)の押圧力で前記間隙(α)を封止することを特徴とする湿式多板クラッチの潤滑構造。
IPC (2件):
F16D 25/12 ,  F16D 25/0638
FI (2件):
F16D 25/12 C ,  F16D 25/063 K

前のページに戻る