特許
J-GLOBAL ID:200903065091940949
量子暗号装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
三好 秀和 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-347363
公開番号(公開出願番号):特開2000-174747
出願日: 1998年12月07日
公開日(公表日): 2000年06月23日
要約:
【要約】【課題】 微小周波数変調の印加と検出に基づき微小位相変調しか必要とせず、光路長の安定化や光子検出器を必要としない量子暗号装置を提供する。【解決手段】 送信者21は多数の光子からなるコヒーレント光パルスを発生し、乱数表24のビット値で決定される波形で光パルスを変調器23で微小変調し、この光パルスを量子チャンネル25を通して受信者31に送信し、受信者31は光パルスを受信し、乱数表28のビット値で決定される波形で変調器27で微小変調し、この微小変調された光パルスに残存する変調成分の周波数分布を測定し、測定結果に基づき古典チャンネルで送受信側が交信して送受信側で共通でランダムなビット値を決定し、このビット値のみで共通乱数表を生成し、共通乱数表の一部を送受信側で古典チャンネルを通して照合し一致していた場合のみ、共通乱数表の残りの部分を秘密鍵として登録する。
請求項(抜粋):
量子力学的状態を変調した第1の信号を伝える量子チャンネルと古典的状態を変調した第2の信号を伝える古典チャンネルとを用い、不確定性原理に基づいて盗聴行為によって前記第1の信号に発生する攪乱の有無を前記古典チャンネルで監視しながら、乱数表を送信側から受信側に伝送し、前記乱数表を秘密鍵とする量子暗号装置であって、前記送信側は、多数の光子からなるコヒーレント光パルスを発生する光パルス発生手段と、送信側乱数表の1つまたは複数のビット値に基づいて決定される波形で前記光パルスを微小変調し、この微小変調された光パルスを前記量子チャンネルを通して受信側に送信する変調手段とを有し、前記受信側は、前記量子チャンネルを通して送信されてくる前記光パルスを受信し、受信側乱数表の1つまたは複数のビット値に基づいて決定される波形で微小変調する変調手段と、この微小変調された光パルスに残存する変調成分の周波数分布を測定する測定手段とを有し、前記測定結果に基づき古典チャンネルで受信側と送信側が交信することにより送信側と受信側で共通でランダムな1つまたは複数のビット値を決定し、この決定されたビット値のみを使用して共通乱数表を生成し、この共通乱数表の一部を送信側と受信側が古典チャンネルを通して照合し、一致していた場合のみ、前記共通乱数表の残りの部分を秘密鍵として登録することを特徴とする量子暗号装置。
IPC (3件):
H04L 9/38
, H04B 10/00
, H04L 9/08
FI (4件):
H04L 9/00 691
, H04B 9/00 Z
, H04L 9/00 601 E
, H04L 9/00 601 C
Fターム (10件):
5J104AA05
, 5J104AA16
, 5J104EA02
, 5J104EA16
, 5J104NA02
, 5K002AA02
, 5K002AA03
, 5K002BA02
, 5K002CA14
, 5K002DA14
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