特許
J-GLOBAL ID:200903065117451402

カメラのミラーバウンド防止装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山川 政樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-012783
公開番号(公開出願番号):特開平9-203972
出願日: 1996年01月29日
公開日(公表日): 1997年08月05日
要約:
【要約】【課題】 第1のミラー部材のミラーダウン時の動きに連動して第2のミラー部材のバウンドを抑制し、バウンド時間を短縮して測距の開始時間を早める。【解決手段】 第1のミラー部材1が被写体の観察位置にあるときに光電変換素子10に光を導く第1の位置と撮影位置にあるときに撮影光路外に退避する第2の位置との間を移動する第2のミラー部材11を有する。第2のミラー部材を第1の位置に規制する第2のミラー受け部材15と、第2のミラー部材が第2のミラー受け部材に衝突したときに発生するバウンド動作を拘束する位置に移動可能なバウンド防止部材32を設ける。第1のミラー受け部材21の動きに連動し、バウンド防止部材が第2のミラー部材のバウンド動作を拘束するように移動し、このバウンド防止部材と第2のミラー受け部材間で第2のミラー部材のバウンド成分を所定幅以内に制限し、バウンド動作を減少させる。
請求項(抜粋):
撮影光路を遮る被写体の観察位置と撮影光路を開放する被写体の撮影位置との間に移動可能に設けた第1のミラー部材と、この第1のミラー部材の衝突により移動可能に設けかつこの第1のミラー部材を所定の位置に規制するための第1のミラー受け部材と、この第1のミラー受け部材のカメラ本体に対する相対的な動きを制動するための制動部材とを備え、前記第1のミラー部材が前記第1のミラー受け部材に衝突しこの第1のミラー受け部材に運動量のほとんどを受け渡すように、これら第1のミラー部材と第1のミラー受け部材の少なくともいずれか一方の部材による慣性モーメントを決定しているカメラのミラーバウンド防止装置において、前記第1のミラー部材が被写体の観察位置にあるときにカメラ本体内に設けた光電変換素子に被写体からの光を導く第1の位置と、この第1のミラー部材が被写体の撮影位置にあるときに撮影光路外に退避した第2の位置との間を、この第1のミラー部材の移動に連動して移動するように設けた第2のミラー部材と、この第2のミラー部材を前記第1の位置に規制するための第2のミラー受け部材と、前記第2のミラー部材がこの第2のミラー受け部材に衝突したときに発生するバウンド動作を拘束するようにこの第2のミラー受け部材に対向する位置に選択的に移動可能に設けたバウンド防止部材とを備え、前記第1のミラー部材の第1のミラー受け部材への衝突によって発生する前記第1のミラー受け部材の移動に連動して、前記バウンド防止部材が前記第2のミラー部材のバウンド動作を拘束する位置に移動を開始し、かつこのバウンド防止部材と前記第2のミラー受け部材との間で前記第2のミラー部材のバウンド成分を所定幅以内に制限することにより、前記第2のミラー部材のバウンド動作を減少させるように構成したことを特徴とするカメラのミラーバウンド防止装置。

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