特許
J-GLOBAL ID:200903065123417780

トラッキングサーボ装置とその調整方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 隆久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-190752
公開番号(公開出願番号):特開平10-040557
出願日: 1996年07月19日
公開日(公表日): 1998年02月13日
要約:
【要約】【課題】トラッキングバイアス自動調整時に、対物レンズが振動して視野移動が生じ、光学特性が悪化する。【解決手段】調整用振動信号生成部24で光ピックアップを所定の周期で振動させる信号が生成され、加算器25、スレッドモータドライブアンプ31を介してスレッドモータ32に印加され、光ピックアップが振動される。これにより生じるトラッキングエラー信号をエラー信号検出部10において検出し、これより適切なレベル・位相のトラッキングサーボ信号が生成されるように、トラッキングサーボ制御部22においてゲイン・位相を調整する。この時に、中点サーボ制御部23においては中点サーボ信号CSが生成され、スイッチ26、トラッキングコイルドライブアンプ33を介してトラッキングコイル34に印加される。これにより中点サーボが実施され、対物レンズは視野中心に維持される。
請求項(抜粋):
ディスク状記録媒体で反射された光ビームを検出して得られる光検出信号に基づいてトラッキングエラー信号を検出するトラッキングエラー検出手段と、前記トラッキングエラー信号に基づいて、光ピックアップを移動させるスレッドサーボ信号を生成するスレッドサーボ手段と、前記トラッキングエラー信号に基づいて、前記光ピックアップの対物レンズを移動させるトラッキングサーボ信号を生成するトラッキングサーボ手段と、前記光検出信号に基づいて対物レンズの視野中心からのズレを示す中点エラー信号を検出する中点エラー信号検出手段と、前記中点エラー信号に基づいて、対物レンズが視野中心になるように該対物レンズを移動させる中点サーボ信号を生成する中点サーボ手段と、トラッキングバイアスを調整するバイアス調整動作時に、光ピックアップを所定の周波数でトラッキング方向に振動させる調整用振動信号を生成する調整用振動信号生成部と、通常動作時には前記トラッキングサーボ信号を選択し、前記バイアス調整動作時には前記中点サーボ信号を選択し、該選択された信号に基づいてトラッキングアクチュエータを駆動するトラッキングアクチュエータ駆動手段と、前記通常動作時には前記スレッドサーボ信号を選択し、前記バイアス調整動作時には前記生成された調整用振動信号を選択し、該選択された信号に基づいてスレッドアクチュエータを駆動するスレッドアクチュエータ駆動手段とを有するトラッキングサーボ装置。

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