特許
J-GLOBAL ID:200903065140055638

超高張力電縫鋼管およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-146029
公開番号(公開出願番号):特開平9-104921
出願日: 1996年06月07日
公開日(公表日): 1997年04月22日
要約:
【要約】【課題】引張強度が高く、耐水素遅れ割れ特性に優れた、またはこれに加えて耐食性にも優れた超高張力電縫鋼管およびその製造方法を提供すること。【解決手段】重量で、C:0.10〜0.19% 、Si:0.01 〜0.5%、Mn:0.8〜2.2%、Al:0.01 〜0.06% 、Nb:0.005〜0.03% 、B:0.0005〜0.0030% を含み、P:0.02% 以下、S:0.003%以下、N:0.004%以下、Ti:0.015% 以下である鋼スラブを1150〜1300°Cで均熱した後、Ar3 点以上を仕上温度とし、500 〜650 °Cで巻取って熱延鋼帯とし、酸洗冷圧後、連続焼鈍炉で800 〜900 °Cに均熱加熱後急冷し、さらに150 〜250 °Cで焼戻し処理を行い、この鋼帯を1000≦Q/(t/ D)2 ≦3000を満たす幅絞り率Qで造管し、超高張力電縫鋼管を得る。ただし、Q(%) =[{鋼板の幅-π( D-t)} /π(D-t)]×100 、t(mm):板厚、D(mm):鋼管外径。
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.10〜0.19%、Si:0.01〜0.5%、Mn:0.8〜2.2%、Al:0.01〜0.06%、Nb:0.005〜0.03%、B:0.0005〜0.0030%を含み、P:0.02%以下、S:0.003%以下、N:0.005%以下、Ti:0.015%以下である鋼スラブを1150〜1300°Cで均熱した後、このスラブに対してAr3 点以上を仕上温度とする熱間圧延を施し、500〜650°Cで巻取って熱延鋼帯とし、この熱延鋼板を酸洗冷圧後、連続焼鈍炉で800〜900°Cに均熱加熱後急冷し、さらに150〜250°Cで焼戻し処理を行い、得られた鋼板を以下の(1)式を満たす幅絞り率Qで造管し、80〜100%焼戻しマルテンサイト+残部フェライト組織よりなる引張強度980N/mm2 以上の電縫鋼管を得ることを特徴とする超高張力電縫鋼管の製造方法。1000≦Q/(t/ D)2 ≦3000......(1)ただし、t(mm):鋼板の板厚、D(mm):電縫鋼管の外径、Q(%)は幅絞り率で、以下の式(2)で定義される。Q=[{鋼板の幅-π( D-t)} /π(D-t)]×100 ......(2)
IPC (6件):
C21D 8/10 ,  B21C 37/08 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/58
FI (6件):
C21D 8/10 C ,  B21C 37/08 F ,  C21D 8/02 B ,  C22C 38/00 301 Z ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/58

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