特許

J-GLOBAL ID：200903065155462310

放射性廃棄物処分場用低透水コンクリート構造体

発明者： 武内 邦文
出願人/特許権者： 株式会社大林組
代理人 (1件)： 松本 雅利
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-225067
公開番号（公開出願番号）：特開平9-068597
出願日： 1995年09月01日
公開日（公表日）： 1997年03月11日
要約：

【要約】【課題】 放射性廃棄物処分場に経済的に人工バリアに構築すること。【解決手段】 低透水コンクリート構造体10は、所定厚みの3層からなる透気性コンクリート層10a,10b,10cと、これらの透気性コンクリート層10a,10b,10cに挟持された低透水性かつ高透気性の繊維層10d,10eとから構成されている。繊維層10d,10eは、非常に薄い膜状のものであって、化学的,熱的に安定で、長期耐候性に優れた、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などの微細な連続多孔質構造のものであって、透水係数は、10-9〜10-10 cm/sec以下で、透気係数が10-7 cm/sec程度以上である。低透水性コンクリート構造体10を外周シェル体として採用すると、内部のガスなどの気体は、透気性コンクリート層10a,10b,10cおよび繊維層10d,10eを通過して、外部に放出されるとともに、外部から侵入する水分は、繊維層10d,10eにより阻止されて、構造体10のまで到達することができない。

請求項（抜粋）：

岩盤中に構築され、放射性廃棄物を収納する鉄筋コンクリート製のコンテナ容器と、所定の間隔をおいて設置される複数の前記コンテナ容器のそれぞれの外周を囲繞するようにして形成される透気性コンクリート層と、この透気性コンクリート層の外周を囲繞するようにして形成される外周シェル体とを備えた放射性廃棄物処分場において、前記外周シェル体は、複数の透気性コンクリート層と、この透気性コンクリート層間に挟持された低透水性かつ高透気性の繊維層とからなることを特徴とする放射性廃棄物処分場用低透水コンクリート構造体。

IPC (2件)：

G21F 9/36 541 ,  G21F 1/04 ZAB

FI (2件)：

G21F 9/36 541 D ,  G21F 1/04 ZAB