特許
J-GLOBAL ID:200903065173561687

PFPEマイクロエマルションからの混合超微小粒子の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-143698
公開番号(公開出願番号):特開平8-038879
出願日: 1995年06月09日
公開日(公表日): 1996年02月13日
要約:
【要約】【目的】 粒子径が小さくかつ均一で、固体含有量の高い混合酸化物微粒子分散液の製造方法を提供する。【構成】 ペルフルオロポリエーテル中に、ペルフルオロポリエーテル界面活性剤を用いて第1の金属(M1)の無機塩溶液からなる水相を分散させたマイクロエマルションを調製し、前記ぺルフルオロポリエーテルに可溶なアニオン性フッ素化界面活性剤の第2の金属(M2)の塩を調製し、前記M2塩を前記マイクロエマルションに添加し、M1を水相中に、M2を油相中に存在させた反応系を得て、この反応系にアルカリを加えて加熱した後に冷却し、水性上澄み液を分離するという工程からなる混合酸化物を含む分散液の製造方法。【効果】 50nm以下の粒径を持ち、粒径分布が狭い混合酸化物の粒子を含む分散液が得られる。特に磁性微粒子の製造に好適である。
請求項(抜粋):
50nm以下の粒径を持ち、狭い粒径分布を有する混合酸化物を含む分散液の製造方法であって、(P1)油がペルフルオロポリエーテルであり、マイクロエマルションが、アニオン、カチオン、またはノニオン型のペルフルオロポリエーテル界面活性剤を用いて得られ、このマイクロエマルションの分散相である水相が、M1金属の無機塩溶液からなる、油中水型のマイクロエマルションを調製し、(P2)好ましくはアニオン性のペルフルオロポリエーテル型であり、さらに好ましくはカルボキシル性ペルフルオロポリエーテルであるアニオン性フッ素化界面活性剤の金属塩の形態であって、この金属塩が、P1のマイクロエマルションの調製に使用されるフルオロポリエーテル油中に可溶であり、界面活性剤のモル量が、金属カチオンの全てと結合するのに十分であるが過剰には存在しないものである第2の金属反応物M2を調製し、(P3)P2で得られた塩をP1のマイクロエマルションに添加し、M1が水相中にあり、M2がペルフルオロポリエーテル油相中にあるような、2つの金属M1及びM2を含む反応系を得て、(P4)P3の反応系に、アルカリまたはアルカリ溶液を加え、それと同時または引き続いて、望まれる酸化物が形成されるのに必要な温度で加熱し、次いで冷却し、水性上澄み液を分離するという工程からなることを特徴とする製造方法。但し、M1及びM2は、Ib、IIb、IIIa-b、IVa-b、Va-b族に属する金属カチオン、及びVII及びVIII族の金属であり、2つの金属イオンが異なる電荷または原子価を持つときは、M1はFe(II)以外の、低い方の原子価を持つ金属イオンであるが、任意にFe(II)を混合しても良く、M2は高い方の原子価を持つ金属イオンである。
IPC (2件):
B01J 13/00 ,  B01F 3/08
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • 特開平3-139596
  • 特開平1-315103
  • 特開昭63-040706
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