特許
J-GLOBAL ID:200903065192630002

多波長レーザーシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 竹沢 荘一 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-525812
公開番号(公開出願番号):特表2003-510822
出願日: 2000年09月20日
公開日(公表日): 2003年03月18日
要約:
【要約】本発明は発光される波長の絶対的位置および特に相対的位置だけでなく、狭いライン幅も精密に制御できる、広い波長スパンを有する多波長発光集積プレーナー導波デバイスを提供するシステムおよび方法に関する。導波路内でレーザーモードによって生じるneffは導波コアのレーザーモードと屈折率分布との間の物理的なオーバーラップ、すなわち閉じ込めファクターによって少なくとも部分的に決定される。導波路が良好に定められた屈折率分布を有する場合、導波路の横方向寸法を調節すると、屈折率分布、従って閉じ込めファクターおよびneffを調節できる。本発明によれば、2つ以上の導波レーザーが形成され、このレーザーではレーザーキャビティを形成する反射部材が反射部材の位置でレーザーモードによって生じる有効屈折率neffによって決まる空間的に依存する反射率を有する。異なるレーザーに対し、同じ反射部材、例えばブラッグ格子を使用することにより、レーザーの幅のような相対的横方向の寸法を調節することによってレーザーの波長を調節できる。これによりレーザーの精密な相対的チューニングが可能となり、ブラッグ格子の相対的格子周期の不確実性が解消される。導波路の幅をわずかにしか変えないことによって波長の範囲を広げるには、幅w、neff(w)に対するneff の依存性が大きいことが好ましい。よって異なるレーザーがほぼ同じ寸法を有することになる。
請求項(抜粋):
第1レーザーと第2レーザーとを含むレーザーシステムであり、 前記第1レーザーが、 第1導波構造体を保持する第1基板を含み、前記第1導波構造体がコア領域およびクラッド領域を有し、前記コア領域が1つ以上のドーパントを保持するアクティブ領域を含み、 前記第1レーザーが、前記アクティブ領域と共にレーザーキャビティを形成するよう、前記コア領域内に各々が形成された第1反射部材および第2反射部材を更に含み、前記レーザーキャビティが、第1レーザーモードをサポートし、前記第1レーザーモードが前記第1反射部材の位置に第1有効屈折率neff1を発生させ、前記コア領域が前記第1反射部材の位置に幅w1を有し、 前記第2レーザーが、 第2導波構造体を保持する第2基板を含み、前記第2導波構造体がコア領域およびクラッド領域を有し、前記コア領域が1つ以上のドーパントを有するアクティブ領域を含み、 前記第2レーザーが、 前記アクティブ領域と共にレーザーキャビティを形成するよう、前記コア領域内に各々が形成された第3反射部材および第4反射部材を更に含み、前記レーザーキャビティが第2レーザーモードをサポートし、前記第2レーザーモードが第3反射部材の位置に第2の有効な屈折率neff2を発生させ、前記コア領域が第3反射部材の位置に幅w2を有するレーザーシステムにおいて、 neff1がneff2と異なり、前記第1導波構造体および第2導波構造体が第1反射部材および第3反射部材の位置にdneff1/dw1>2×10-4μm-1およびdneff2/dw2>2×10-4μm-1を満たすコア幅neff1(w1)およびneff2(w2)に対する有効な屈折率の依存性を与えるようになっていることを特徴とするレーザーシステム。
IPC (4件):
H01S 3/06 ,  H01S 3/07 ,  H01S 3/08 ,  H01S 3/23
FI (4件):
H01S 3/06 A ,  H01S 3/07 ,  H01S 3/08 ,  H01S 3/23
Fターム (7件):
5F072AB20 ,  5F072AK04 ,  5F072JJ20 ,  5F072KK07 ,  5F072KK30 ,  5F072MM07 ,  5F072PP07

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