特許
J-GLOBAL ID:200903065212415855

同優先度タスクの急増に伴う実行確率の変動を吸収することができるタスク管理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 司朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-030895
公開番号(公開出願番号):特開平9-282184
出願日: 1997年02月14日
公開日(公表日): 1997年10月31日
要約:
【要約】【課題】 優先度に応じたタスクの実行頻度をもち、なおかつタスクがロックアウトやデッドロックを引き起こさない、安全で効果的なタスク選択方法を提供する。【解決手段】 管理選択リストは、並列実行すべき各プログラムに設定された優先度を同値のものを一つに間引いた形式で順に並べている。並べられた各優先度にはその優先度が設定された一のプログラムの識別情報或は複数のプログラムの識別情報を列挙した識別情報リストが対応づけられている。この状態において、管理選択リストに並べられた優先度ラベルの総和がとられる。その後にその総和を上限とする乱数であって、各優先度ラベルの大小で重み付けされた確率で優先度ラベルのそれぞれを指定する乱数を発生する。発生される毎に、発生した乱数によって指定された優先度ラベルに対応づけられた識別情報のプログラムのタスクが実行される。
請求項(抜粋):
各タスクの実行に関する情報であるタスク情報を管理するための管理リストと、各タスクを切り替えながらプロセッサに実行させるスケジューラとを備えるタスク管理装置であって、管理リストは互いに相異なる優先度を示す優先度ラベルを配列してなり、各優先度ラベルは、その優先度を有する一のタスクのタスク情報(単数)とのリンクを有する優先度リストと、優先度ラベルとのリンクを有するタスク情報を先頭に配置し、その配下に当該タスク情報と同一優先度を有する複数のタスク情報を配列してなるタスク情報リストとを有し、前記スケジューラは優先度の高低に基づいて、何れかの優先度ラベルを選ぶ選択手段と、選ばれた優先度ラベルとのリンクを有するタスク情報に基づいて一つのタスク情報をプロセッサに実行させる実行制御手段とを備えることを特徴とするタスク管理装置。

前のページに戻る