特許
J-GLOBAL ID:200903065226919570

耐水素脆性および疲労特性に優れたばね鋼、当該ばね鋼の製造方法および当該ばね鋼を用いたばね

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小谷 悦司 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-151219
公開番号(公開出願番号):特開平10-001746
出願日: 1996年06月12日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】【課題】 高強度化と高応力化を増進しつつ耐水素脆性が高められるのみならず、更には疲労耐久性が改善されたばね鋼およびばね、また当該ばね鋼を安価で製造する製造方法を提供する。【解決手段】 被顕面1における長径8μm以上の大型MnS系介在物の個数を20個以下に制御する、あるいは被顕面1におけるMnS系介在物の体積率を制御することにより、ばね鋼の耐水素脆性および疲労耐久性を向上させるとともに、耐水素脆性のばらつきを抑制して、高強度化と高応力化を増進しつつ耐水素脆性を高め、更には疲労耐久性の改善されたばね鋼およびばね、また当該ばね鋼を安価で製造する製造方法を得る。
請求項(抜粋):
C :0.25〜0.70%(質量%を意味する、以下同じ)、Si:1.0〜2.1%、Mn:0.05〜0.49%、Cr:0.05〜2.0%、S :0.02%以下、N :10〜200ppm、を含有するとともに、Ti:0.001〜0.2%、Cu:0.05〜0.5%、Ca:0.0002〜0.01%、Zr:0.001〜0.10%、よりなる群から選択される少なくとも1種の元素を含有し、残部鉄および不可避的不純物からなり、下記被顕面内に存在するMnを主成分とする硫化物もしくはそれをベースとする複合化合物であって長径8μm以上のものが20個以下であることを特徴とする耐水素脆性および疲労特性に優れたばね鋼。被顕面:表面から0.3mm以上の深さで、かつ中心部を含まない領域から設定される20mm2 の広さの断面。
IPC (3件):
C22C 38/00 301 ,  C22C 38/34 ,  C22C 38/50
FI (3件):
C22C 38/00 301 F ,  C22C 38/34 ,  C22C 38/50
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭63-227748

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