特許

J-GLOBAL ID：200903065246149895

非水系電解液の再生方法

発明者： 金澤 祐子 ,  美和 俊之 ,  成田 望
出願人/特許権者： 富士電気化学株式会社
代理人 (1件)： 一色 健輔 (外2名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-034894
公開番号（公開出願番号）：特開平9-232008
出願日： 1996年02月22日
公開日（公表日）： 1997年09月05日
要約：

【要約】【課題】 劣化した非水系電解液の再利用を図ること。【解決手段】 リチウム二次電池を始めとする各種電池などで用いられる非水系電解液は、電池などの試験または研究などにおける用途で、例えば容器などに貯留されて長期間保管されたり高温環境下に置かれたりした場合に、空気中の水分の混入などによって、HFなどの塩の分解によってできた物質や、プロピレンカーボネートまたはポリプロピレンのような溶媒の重合物などが多量に生成されて、変色または変質を生じ劣化する。本発明にあってはこのように劣化した非水系電解液を活性炭により再生することができる。活性炭は紛状または粒状として非水系電解液に添加される。添加後、非水系電解液を撹拌して、これを所要時間放置することによって、電解液液中の劣化原因物は活性炭に吸着される。そして、放置後、電解液を濾過して活性炭を除去することによって、電解液から劣化原因物を取り除くことができ、劣化した電解液の再生を行うことができる。

請求項（抜粋）：

劣化した非水系電解液に活性炭を添加して、該非水系電解液を撹拌してから該非水系電解液を所要時間放置し、その後、該非水系電解液を濾過して該活性炭を除去することを特徴とする非水系電解液の再生方法。