特許
J-GLOBAL ID:200903065254934313

四輪駆動車の駆動力配分制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 勇
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-382899
公開番号(公開出願番号):特開2003-182394
出願日: 2001年12月17日
公開日(公表日): 2003年07月03日
要約:
【要約】【課題】 低μ路を走行する場合であっても高μ路を走行する場合であっても路面の状況に応じて駆動トルクの大きさを適切に反映させて過不足なくトルク配分用クラッチの締結力を調整することのできる四輪駆動車の駆動力配分制御装置を提供すること。【解決手段】 前輪3,3と後輪7,7との間の回転速度偏差を所定周期毎に検出し、回転速度偏差の平均値に略比例する補正係数(トルク対応指令値補正第一係数)を求め、この補正係数を駆動トルクに乗じてトルク対応締結力調整指令値を調整する。瞬間的に生じる回転速度偏差が補正係数に与える影響を回転速度偏差の平均値によって軽減することにより、高μ路の走行に際して副駆動輪に与えられる駆動力が過剰に変動することを防止し、クラッチおよび歯車の発熱や燃費の悪化といった問題を解消する。
請求項(抜粋):
エンジンによって直接的に駆動される駆動輪とトルク配分用クラッチを介して前記エンジンに接続された副駆動輪とを備えた四輪駆動車に配備され、車両の走行状態に応じて前記トルク配分用クラッチの締結力を調整する四輪駆動車の駆動力配分制御装置であって、駆動輪と副駆動輪との間の回転速度偏差の大きさを所定周期毎に検出し、回転速度偏差の平均値を算出する平均値算出手段と、前記平均値算出手段で求められた回転速度偏差の平均値に対応する大きさの補正係数を設定し、前記駆動輪に与えられる駆動トルクの大きさに略比例した値と前記補正係数とを乗じてトルク対応締結力調整指令値の値を設定するトルク対応指令値算出手段と、駆動輪と副駆動輪との間の回転速度偏差の増大に対応させて値を増加させるかたちで回転速度偏差対応締結力調整指令値の値を設定する回転速度偏差対応指令値算出手段と、前記トルク対応指令値算出手段で設定されたトルク対応締結力調整指令値と前記回転速度偏差対応指令値算出手段で設定された回転速度偏差対応締結力調整指令値とを加算して最終的な締結力調整指令値を求め、この締結力調整指令値の大きさに対応させて前記トルク配分用クラッチの締結力を調整する締結力調整手段とを備えたことを特徴とする四輪駆動車の駆動力配分制御装置。
Fターム (9件):
3D043AA01 ,  3D043AB01 ,  3D043AB17 ,  3D043EA02 ,  3D043EA16 ,  3D043EE02 ,  3D043EE07 ,  3D043EF14 ,  3D043EF19
引用特許:
審査官引用 (2件)

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