特許
J-GLOBAL ID:200903065255566873

車両と歩行者との衝突を予測するための方法及びシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 園田 吉隆 ,  小林 義教
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-526525
公開番号(公開出願番号):特表2009-505260
出願日: 2006年07月10日
公開日(公表日): 2009年02月05日
要約:
本発明は、車両と検出された移動中の歩行者との衝突を予測する方法に関し、本方法では、モンテカルロ法に従って車両の軌道と歩行者の軌道の対を表わすN個の粒子を生成し、次に、各粒子の結果を評価して、各粒子の状態がつくる空間を、粒子の現在の運動状態に応じて重要度が異なる領域に分割し、衝突が発生しないと予測される場合に、現時点での粒子の重要度と直前の時点での粒子の重要度との関係を計算し、粒子の重要度が増大する場合はそれぞれ新規の重みを付けた粒子の数を2以上の整数に減少させることを決定し、粒子の重要度が低下する場合は前記重要度の関係に従って、粒子が残存する可能性が重要度の関係に等しくなるように粒子をランダムに除外することを決定し、前記予測される衝突の確率の推定が、N個の粒子の結果に基づく統計により取得される。
請求項(抜粋):
車両と検出された移動中の歩行者との衝突を予測する方法であって、車両の軌道と歩行者の軌道の対を表わすN個の粒子を生成するフェーズであって、前記対は、車両モデル及び複数の個別の状態を持つ歩行者モデル、車両及び歩行者の初期位置、並びに車両及び歩行者それぞれの運動状態に関する情報に基づいて衝突の特徴が評価される状況を起点としているフェーズと、続いて各粒子の結果を評価するフェーズとを含み、粒子の状態空間を重要度の異なる複数のゾーンにスライスし、重要度は、各粒子に付与される注目度に直接関連付けられる数値によって定義され、且つ前記粒子の現在の運動状態に応じて決定されること、並びに、衝突が発生しないことが予測される場合、直前の時点での粒子の重要度に対する現時点での粒子の重要度の比(β)を計算し、粒子の重要度が増大している場合、粒子を2以上の整数n個の粒子に低減し、各粒子に新規の重みを割り当てることを決定し、粒子の重要度が低下する場合、前記重要度の比の関数として、粒子が残存する確率が重要度の比(β)に等しくなるように粒子を除外することを決定し、その後、N個の粒子の組の結果に統計を適用することにより、衝突の確率の推定値、及び前記予測される衝突の特徴を取得することを特徴とする、衝突予測方法。
IPC (2件):
G08G 1/16 ,  G06Q 10/00
FI (2件):
G08G1/16 C ,  G06F19/00 100
Fターム (5件):
5H180AA01 ,  5H180AA21 ,  5H180LL01 ,  5H180LL02 ,  5H180LL09
引用特許:
審査官引用 (2件)

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