特許
J-GLOBAL ID:200903065260560018

直交周波数分割多重信号伝送方式、送信装置及び受信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 兼行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-043854
公開番号(公開出願番号):特開平9-153882
出願日: 1996年02月29日
公開日(公表日): 1997年06月10日
要約:
【要約】【課題】 I信号、Q信号の振幅特性差、位相特性差などは符号誤りの直接の原因となり、より一層の精度の向上を図るには一定の限界がある。また、参照信号が伝送されていない期間中の特性変化は補正できない。【解決手段】 送信側では、OFDM信号を構成する複数の搬送波のうち特定の搬送波で既知の参照信号を送信すると共に、既知の参照信号を送信する搬送波を所定の搬送波で伝送するシンボル番号で指定し、かつ、一定期間毎に順次巡回的に変更して送信する。受信側では、復号回路311で参照信号を復調し、検出回路312により伝送路特性を検出する。第1の補正式導出保持回路313は検出した伝送路特性から第1の補正式を算出して記憶する。第1の補正回路314はこの補正式を用いて信号を復号する。更に、この補正回路314の出力信号に対して、新たに第2の補正式を算出して補正することにより、高速変化特性を補正できる。
請求項(抜粋):
送信側では、互いに周波数の異なる複数の搬送波のそれぞれを、各搬送波に割り当てられた伝送すべき情報信号からそれぞれ得た同相信号と直交信号で別々に変調し、かつ、周波数分割多重した直交周波数分割多重信号を生成してシンボル単位で送信し、受信側では前記直交周波数分割多重信号を受信してそれぞれの変調された搬送波をそれぞれ同相信号と直交信号に復調した後情報信号を復号する直交周波数分割多重信号伝送方式において、送信側では、前記複数の搬送波のうち中心搬送波に対して対称な高域側の正の搬送波と低域側の負の搬送波の組で既知の参照信号を送信すると共に、前記既知の参照信号を送信する正負の搬送波の組を特定の搬送波あるいは伝送パラメータで伝送するシンボル番号で指定し、かつ、一定期間毎に順次巡回的に変更して送信し、受信側では、受信した前記周波数分割多重信号から前記シンボル番号に基づいて前記参照信号を復号し、この参照信号から前記正の搬送波の実数部と虚数部、前記負の搬送波の実数部と虚数部のそれぞれへの漏洩成分をもとに伝送路特性を検出し、検出した前記伝送路特性から補正式を算出して記憶し、前記補正式を用いて復号した前記同相信号と直交信号を補正することを特徴とする直交周波数分割多重信号伝送方式。
IPC (3件):
H04J 11/00 ,  H04J 1/20 ,  H04L 27/34
FI (3件):
H04J 11/00 Z ,  H04J 1/20 ,  H04L 27/00 E
引用特許:
審査官引用 (3件)

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