特許
J-GLOBAL ID:200903065321066780

リン酸型燃料電池発電装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉谷 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-350319
公開番号(公開出願番号):特開平6-176779
出願日: 1992年12月02日
公開日(公表日): 1994年06月24日
要約:
【要約】【目的】 改質器に設けられるバーナを利用して、燃料電池からの排熱の回収量を増大し、大熱量を必要とする需要家にとって経済的な装置を提供する。【構成】 燃料電池3に、それを冷却する冷却水タンク14を冷却水供給管12と戻し管13とを介して接続し、改質器1を内蔵した改質炉30に、バーナ6によって水蒸気を発生する蒸気発生器17を設け、その蒸気発生器17に第1の配管18を介して冷却水供給管12を接続するとともに、蒸気発生器17と改質器1とを第2の配管19を介して接続し、蒸気発生器17で得た水蒸気と天然ガスとを加熱することにより水素と一酸化炭素とを含むガスを取り出し、一酸化炭素変成器2を介して燃料電池3に水素のみを供給し、冷却水タンク14で水蒸気を分離させない状態で、戻し管13に設けた排熱回収器15によって燃料電池3からの高温排熱を回収する。
請求項(抜粋):
炭化水素の水蒸気改質により少なくとも水素と一酸化炭素を含有する混合ガスを生成する改質器と、得られた混合ガスを被変成ガスとする一酸化炭素変成器と、前記一酸化炭素変成器から出力される水素リッチなガスを燃料とするリン酸型の燃料電池と、前記燃料電池用の冷却水を貯蔵する冷却水タンクと、前記冷却水タンクと前記燃料電池を冷却水ポンプを介して接続する冷却水供給管と、前記燃料電池と前記冷却水タンクを接続する戻し管と、前記戻し管に設けられた排熱回収器と、を備えたリン酸型燃料電池発電装置において、前記改質器を内蔵する改質炉に設けられたバーナーの燃焼熱を熱源とする蒸気発生器と、前記蒸気発生器の入口と前記冷却水タンクとを、前記冷却水ポンプの出口側の前記冷却水供給管または移送ポンプを介して接続する第1の配管と、前記蒸気発生器の出口と前記改質器に入る原料ガス配管を接続する第2の配管と、を備えたことを特徴とするリン酸型燃料電池発電装置。

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