特許
J-GLOBAL ID:200903065352423300

人工膝関節

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 村井 卓雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-250915
公開番号(公開出願番号):特開平10-137272
出願日: 1997年09月16日
公開日(公表日): 1998年05月26日
要約:
【要約】【課題】 高屈曲が可能であり、膝の安定性を達成し、ポリエチレンの摩耗の問題及び脱転を起こさない人工膝関節を提供する。【解決手段】 摺動面がそれぞれ緩やかな曲面をなす、前側起立部分1a、下部1b及び後側起立部分1cからなり、かつ大腿骨遠位に固定される大腿骨コンポーネント1であって、下面中央部に膝蓋骨または膝蓋骨コンポーネント10との摺動面となる凹部1eを有する大腿骨コンポーネントと、脛骨4近位に固定される脛骨コンポーネント5とを含んでなり高屈曲可能な人工膝関節に関する。中間コンポーネント6の上面は中央を隆起部6eとして大腿骨コンポーネント1の下面と摺動させ;前記凹部1eを跨ぐ分岐部1g,1fを設け、高屈曲の際の大腿骨コンポーネント5の回転を媒介する枢軸体1jを大腿骨コンポーネント5の末端分岐部に形成する。
請求項(抜粋):
(イ)摺動面がそれぞれ緩やかな曲面をなす、前側起立部分、下部及び後側起立部分からなり、かつ大腿骨遠位に固定される大腿骨コンポーネントであって、インサート金属からなる大腿骨コンポーネントと、(ロ)脛骨近位に固定され、上部に中間コンポーネント(ハ)を保持する突起を有し、インサート金属からなる脛骨コンポーネントと、(ハ)上面が前記大腿骨コンポーネントに対する摺動面となり、下面に前記突起を突入させる保持部を有し、かつポリエチレンの一体物からなる中間コンポーネントと、を含んでなる人工膝関節であって、前記大腿骨コンポーネント(イ)は膝蓋骨と摺動する第1の凹部及び前記中間コンポーネントの中央隆起部と摺動する第2の凹部を跨ぐように分岐されて前記前側起立部分、下部及び後側起立部分を画成する二つの分岐部と、これらの分岐部の後側末端部と接続された枢軸体と、を有しており、また、前記中間コンポーネント(ハ)は、前記大腿骨コンポーネント(イ)の両分岐部を摺動させつつ案内する湾曲面とを有し、前記中央隆起部と近接して、前記枢軸体を底部で支承して該軸体の軸心の周りで滑らかに摺動させる段差部と、を形成しているとともに、前記中間コンポーネント(ハ)の前記湾曲面上端を前後方向に結ぶ線が、前記湾曲面前方上端と交わる水平線に対して下方に傾斜していることを特徴とする人工膝関節。

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