特許
J-GLOBAL ID:200903065354692198

複数の追記型相変化記録層を有する光データ記憶システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂口 博 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-504897
公開番号(公開出願番号):特表2000-500262
出願日: 1996年03月08日
公開日(公表日): 2000年01月11日
要約:
【要約】光ディスク・ドライブ(10)が、空間的に分離された複数の相変化WORM記録層(51、66)を備えた光ディスク(12)を使用する。光ディスクは、レーザ光が入射する光透過性基板を有する。基板は、各スタックが相変化WORM材料のアクティブ記録層を含む少なくとも2つの空間的に分離された多層膜記録スタック(90、92)を支持する。ディスクは、各記録スタックが別々の基板(50、56)上に支持され、基板(50、56)がエアギャップ(78)によって分離されたエアギャップ(78)構造体か、または中実の光透過性スペーサ層(122)が記録スタック(90、92)を分離する中実の構造体である。レーザ光が入射する基板(50)と最も遠い記録スタックとの間に配置された各記録スタック(90、92)は、アクティブ相変化記録層(51)と、その記録層(51)と接触する光干渉膜(53)とを含む。記録層(51)は、良好な光透過率を有するように十分に薄く作られているが、その薄さで、他の層なしには安定したサーボおよび記録性能を持つ記録層として機能するのに十分な反射率を持たない。記録層(51)と接触する光干渉膜(53)は、隣接する記録層(51)およびスペーサ(122)と比較して高い屈折率を有し、その結果、記録スタック(90)における光干渉効果が大きくなる。光干渉膜(53)は、記録スタックのコントラスト、反射率、および透過率を最適化する。光干渉膜(53)は吸収率が低く、その結果、レーザ光がそれを通過してより遠い記録層(66)上で収束することができる。これによって、妥当なレーザ・パワーを使用してより遠くにある記録層(66)に書込みを行うことができる。
請求項(抜粋):
(a)光を透過させ、レーザ光がその上に入射するディスク外面(49)を形成する第1の面を有する第1の部材(50)と、(b)該部材によって該部材外面から離隔された相変化ライトワンス材料の第1の記録層(51)と、(c)第1の記録層の屈折率は大幅に異なる屈折率と光の構造的干渉を生じさせるのに十分な厚さとを有し、第1の記録層と第1の記録層と接触する光干渉膜とが光を透過させる、第1の記録層と接触し光を透過させる光干渉膜(53)と、(d)第1の記録層から離隔した相変化ライトワンス材料の第2の記録層(66)とを含む、光データ記録媒体(12)。

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