特許
J-GLOBAL ID:200903065399342490

ガスタービンエンジンのガス流路への冷却空気の漏れの流入を制御するデフレクタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-541407
公開番号(公開出願番号):特表2002-510009
出願日: 1999年03月22日
公開日(公表日): 2002年04月02日
要約:
【要約】本発明は、ガスタービンエンジンの効率を向上させるために冷却空気の漏れの向きを変えるデフレクタを提供する。従来のガスタービンエンジンは、前方のステータアセンブリと、空冷ロータディスクとブレード保持スロットの周方向の列とを備えるロータアセンブリを含む。ブレード基部を備える空冷ロータブレードの列が、各スロット内に保持される。ロータブレードは、ロータディスクの周辺部に亘って等間隔で配置され、隣接する各ロータブレード間には径方向に延びる間隙が設けられる。本発明は、これらの間隙へ漏れる冷却空気の悪影響に焦点を当てる。本発明は、カバープレートの前方面に周方向で配置されるデフレクタを提供することに関する。このデフレクタは、ランニングシールから冷却空気漏れ流路を通って流れる冷却空気の漏れを、ブレード間の間隙から離れるようにそらせるとともに、ブレードプラットフォームの外側面上にガス流路内の軸方向後方への流れに対して鋭角でガス流路内へ導く。
請求項(抜粋):
前方のステータアセンブリとロータアセンブリとを含むガスタービンエンジンであって、 空冷ロータディスクを有し、このロータディスクは、軸と、径方向外側の前方端部と、ブレード保持スロットの周方向の列と、を備えており、 前記各スロットに保持されるブレード基部をそれぞれ有する複数の空冷ロータブレードを有し、これらのロータブレードは、熱い環状のガス流路内へ前記ディスクから径方向外向きに延在するブレードプラットフォームとブレードエアフォイルとを有するとともに、前記ロータディスクの周辺部に亘って等間隔で配置されており、隣接する前記各ロータブレードの間には、径方向に延びる間隙が設けられており、 円状のカバープレートを有し、このカバープレートは、前記ディスクの前方端部の径方向内側で前記ロータディスクと前記ブレード基部とに接触する環状のディスクシール端部と、前記ステータアセンブリとともに冷却空気を熱いガス流路から分離するランニングシール手段を形成する環状のステータシール端部と、を備えており、 冷却空気漏れ流路を有し、この流路は、前記ランニングシール手段から前記ステータアセンブリ、前記カバープレート、前記ロータディスク、前記ロータブレードの間に構成されるガス流路まで延びているガスタービンエンジンにおいて、 冷却空気漏れデフレクタ手段を含み、このデフレクタ手段は、前記カバープレートの前方面に周方向で設けられており、該デフレクタ手段は、前記ランニングシールから前記冷却空気漏れ流路を通って流れる冷却空気の漏れを、ブレード間の間隙から離れるようにそらせるとともに、ブレードプラットフォームの外側面上にガス流路内の軸方向後方への流れに対して鋭角でガス流路内へ導くことを特徴とするガスタービンエンジン。
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開昭51-077708
  • ガスタービンブレードダンパ
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平6-513173   出願人:ユナイテッドテクノロジーズコーポレイション

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