特許
J-GLOBAL ID:200903065401903585

タスク制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-318227
公開番号(公開出願番号):特開平7-175670
出願日: 1993年12月17日
公開日(公表日): 1995年07月14日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、マルチタスクシステムにおいてタスクを制御するための装置に関するもので、小粒度のタスク制御を行なうことが可能なタスク制御装置を提供することを目的とする。【構成】 特殊メッセージ受信処理手段103が、実行状態のタスクが発行する特殊メッセージ受信命令によって、このタスクのタスク制御テーブルとスタックとを開放し、特殊な待機状態である特殊待機状態とし、他の特殊待機状態のタスクと、タスク制御テーブルとスタックを共有させ、特殊実行可能遷移手段105が、待機状態のタスクが特殊待機状態である場合に、このタスクのタスク制御テーブルとスタックとを確保し、タスク制御テーブルを待ち行列に繋いで実行可能状態とし、実行遷移手段106が、タスク制御テーブルをもとにコンテキストを回復し、タスク制御テーブルを待ち行列から外して実行状態とする。
請求項(抜粋):
少なくとも、実行状態、実行可能状態、待機状態の3状態を持ち、並行もしくは並列に動作するタスク群と、タスクの状態やコンテキスト等のタスク情報を保持するタスク制御テーブル群と、タスクが使用するスタック群と、実行可能状態のタスクのタスク制御テーブルが、メッセージ到着順等の順序で繋がれる待ち行列と、実行状態のタスクが発行するメッセージ送信命令を解釈し、待機状態から実行可能状態にするタスクを決定するメッセージ送信処理手段と、実行状態のタスクが発行するメッセージ受信命令によって、このタスクのコンテキストをタスク制御テーブルに退避し、このタスクを待機状態とするメッセージ受信処理手段と、実行状態のタスクが発行する特殊メッセージ受信命令によって、このタスクのタスク制御テーブルとスタックとを開放し、特殊な待機状態である特殊待機状態とし、他の特殊待機状態のタスクと、タスク制御テーブルとスタックを共有させる特殊メッセージ受信処理手段と、メッセージ送信処理手段が決定した待機状態のタスクが特殊待機状態でない場合に、このタスクのタスク制御テーブルを待ち行列に繋いで実行可能状態とする実行可能遷移手段と、メッセージ送信処理手段が決定した待機状態のタスクが特殊待機状態である場合に、このタスクのタスク制御テーブルとスタックとを確保し、タスク制御テーブルを待ち行列に繋いで実行可能状態とする特殊実行可能遷移手段と、タスク制御テーブルをもとにコンテキストを回復し、タスク制御テーブルを待ち行列から外して実行状態とする実行遷移手段とを備えたことを特徴とするタスク制御装置。

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